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【社会】

愛知・篠島で軽自動車が海に転落 漁師男性、3人救出

2008年5月1日 朝刊

転落現場で「無事でよかった」と振り返る榊原潤さん(右)と榊原龍之介さん=30日午後、愛知県南知多町篠島で

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 愛知県南知多町篠島で29日夜、軽ワゴン車が海に転落する事故があり、偶然近くにいた漁業榊原潤さん(42)が海に飛び込んで救助、転落した車内にいた主婦と2歳の幼児ら3人は、かすり傷程度で済んだ。

 同日午後9時半ごろ、岸壁近くの駐車場で、近くの主婦岡田晃子さん(24)の軽ワゴン車が、約2メートル下の海に転落した。ブレーキペダルを踏み間違えたらしい。

 岡田さんは自力で脱出。近くに止めた車にいて、事故を目撃した榊原さんがすぐに飛び込み、軽ワゴン車の助手席にいた岡田さんの義理の妹で小学6年生の美希(みつき)さん(12)と、長男雅翔(がくと)ちゃん(2つ)を抱きかかえるなどして助け出した。

 榊原さんは3人を岸辺のロープにつかまらせるなどし、漁師仲間の榊原満広さん(41)、龍之介さん(18)父子を呼んで、3人を引き上げた。榊原潤さんは「人通りがない時間に居合わせたのはたまたま。無事でよかった」とほっとした様子。岡田さんは「子どもを亡くしていたかもしれない。本当に感謝している」と話している。

 

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