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ヤマダ電機、13店を閉鎖や移転・収益重視の戦略に

 家電量販店最大手のヤマダ電機は08年度に、全国500強の直営店のうち13店を閉鎖・移転する。主要都市への出店が一巡したため、効率の悪い店の整理や大型化で収益力を高めるのが狙いで、来年度以降も20店前後を対象とする。一方、今年度の出店は45カ所と高水準を維持する。消費や景気先行き不透明感が強まる中、ヤマダがスクラップ・アンド・ビルドに軸足を移すことは他社の出店戦略にも影響しそうだ。

 スクラップ・アンド・ビルドを本格化するのは、「新たな地域の中核店舗をつくる」(山田昇社長)のが狙い。これまでも店を大型化するため閉鎖・移転してきたが、ここ数年、対象は年10店未満にとどまり07年度は2店だった。08年度は一気に13店に増やし、閉鎖や好条件の場所への移転を進めるほか、一部は大型への建て替えも予定している。(07:00)

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