2008年4月30日 19時49分更新
国の絶滅危惧種に指定されている二枚貝、カワシンジュガイを増やしていこうと岡山県真庭市の幼稚園児などが貝が寄生するアマゴを地元の川に放流しました。
カワシンジュガイは寒冷地の清流に生息する二枚貝です。
カラスガイの名前で親しまれていますが、環境の変化で数が激減し、国の絶滅危惧種に指定されています。
カワシンジュガイはふ化したあとアマゴなどの川魚のエラに寄生して成長するため、真庭市教育委員会では、毎年この時期にアマゴを放流しています。
30日は、地元の川上保育園の園児と川上小学校の4年生の児童が300匹ほどのアマゴを市内を流れる天谷川に放流しました。
こどもたちは、元気よく泳ぐアマゴを見つめたり、水槽のなかのカワシンジュガイに触ったりしていました。
真庭市教育委員会ではこうした活動を通してこどもたちに生き物を守ることの大切さを教えていきたいとしています。