ジャカルタ──インドネシア保健省は4月30日、中ジャワ州で4月下旬に死亡した3歳男児が、高病原性鳥インフルエンザに感染していたと発表した。これで、インドネシアにおける鳥インフルエンザ死者は、境最多の108人に達した。
3歳男児は4月17日に、高熱や呼吸困難といったインフルエンザ様の症状を見せ、地元の病院で手当てを受けたが、5日後に亡くなった。
検査の結果、H5N1型ウイルスの感染が判明。調査すると、死んだ家きん類へ接触していたという。
世界保健機関(WHO)によると、4月17日時点の鳥インフルエンザ感染者は、全世界で381人で、うち240人が死亡。特にインドネシアの被害が突出しており、132人が感染して死者は107人となっていた。