2008年4月30日 23時54分更新
大阪府の橋下知事は、記者会見で、歴代の知事が出席していた連合のメーデーの行事について、「民主党の色合いが出過ぎている」と述べ、連合が民主党を支持していることを理由に欠席する考えを示しました。
連合大阪が主催するメーデーの行事には、これまで太田前知事や横山元知事ら歴代の大阪府知事が、来賓として出席してあいさつを行ってきました。
これについて、橋下知事は、30日の記者会見で、「あまりにも民主党の色合いが出過ぎている。無色透明ならば、行政の長として行かなければならないが、そうはなっていない。選挙が終わったとたん出席するとなれば、選挙とは何だということになる」と述べ、連合が知事選挙で争った民主党を支持していることを理由に欠席する考えを示しました。
一方、橋下知事は、先に廃止する意向を表明した知事公館について、当面、大阪府の審議会やイベントの会場として、幅広く使用していく考えを明らかにしました。
そのうえで、「私個人としては、民間に売却してビルを建て、複数の部局を集約することを考えたが、庁舎全体の再編構想を練っている最中なので、そこで検討していく」と述べ、必ずしも廃止にはこだわらない姿勢を示しました。