旅券偽造事件 宮城県警など、中国人2人逮捕中国人による旅券などの偽造事件で、宮城県警と警視庁などの合同捜査本部は30日までに、組織犯罪処罰法違反(犯罪収益隠匿)の疑いで、ともに中国人の東京都日野市日野、会社役員王志超(29)=有印公文書偽造罪で起訴=、愛知県知立市西1丁目、無職陳仁光(37)=同=の両容疑者を再逮捕した。外国人が同容疑で逮捕されたのは、全国で初めて。調べでは、両容疑者は共謀し、2007年10月―08年2月、陳容疑者の銀行口座から王容疑者の銀行口座に計17回、偽造した旅券や外国人登録証明書(外登書)などの販売で得た収益計685万円を入金し、収益を隠した疑い。両容疑者が使っていた口座は、いずれも他人名義だったという。 捜査本部は、王容疑者らが隠匿している収益は約3000万円に上るとみて調べている。 これまでの調べでは、王容疑者は06年6月から今年3月、自宅でパソコンなどを使い、旅券や外登書などを偽造。外国人に販売し、利益を得ていたとみられる。捜査本部はこれまでに王、陳両容疑者を含む計29人を有印公文書偽造容疑などで逮捕している。
2008年04月30日水曜日
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