職業選択や就職活動の際のクライエントとのやり取りにおいて、
● 自己理解を深め
● 現状理解を深め
● 自己行動を考え
● 将来予測を行う 等々を、
クライエント自身が自らひとりで考え、行動判断が出来るようになれることを目的として、現状分析〜行動判断を「恋愛過程に比較対応」させながら、キャリアカウンセリング進める場合が私にはあります。
中高年の特に男性にはあまり適した対応ではないと思っていますが、新卒者・第二新卒等の若年者に対しては、男女を問わずに「なるほど!」となってくれた経験が数多くあります。
キャリアカウンセラーや人事ご担当者の諸氏各々に自分なりの様々な方法論があるかと思いますが、ニート系の方々を含む、若年者の職業〜就職活動の場面で使う、私の対応方法のひとつをご紹介させて頂きました。
●詳しくは(前提事項等)、前号のメルマガをご覧下さい
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表 記 : ○恋愛過程を前提としたトーク ●比較対応させたキャリア形成事項
1.「出会い」の過程を見つめる
● 恋をする理由・・・(仕事をする理由)
○「人恋しい思いに駆られる」「出合って恋におちる」etc どちらも、
恋心や恋しさを知り・恋を求める気持ちから始まります。
お相手への「恋しさ」が芽生える感情に難しい理由などなく、
それはごく自然なことといえますよね。
●学校を卒業し社会に出て仕事をすることも、ごく自然な流れなのです。
意味を求めるより、自分に訪れた自然な流れを受け止めて歩むことが
大切だといえます。
恋しさに包まれた時の自分のキラメクような感情と同じように、
素適な仕事・会社との出会いに通じられればとても幸せなことですね。
●理想の相手・・・(自己理解)
○自分の理想とするお相手との出会いやお付き合いは、結婚を考えたら、
自分の一生を左右する大きな出来事につながりますよね。
自分のタイプとする相手像は、誰にも変え難い自分だけのものですし、
お互いとも好きになれ合えれば、一番素適な関係が生まれますよね。
●自分の理想とする望みや好みを知り・相手(企業)を知ることによって、
職業選択の見誤りを防ぎ、より良い歩みを行なう事ができますよね。
そして相思相愛の関係になれることがさらに一歩進んだ関係といえます。
理想の仕事・会社と出会い、ともに歩むことが自分の人生にとっても
大切なことに繋がっていきますよね。
●機会の創出・・・(職業・会社選択)
○ひとと人が知合い、出会う切っ掛けは様々ですよね。
サークルで一緒・合同コンパ・友達からの紹介・街で声を掛け etc
偶然の出会いも・求めた出会い方と両方あるかも知れませんね。
恋心が自然に芽生えることもあるでしょう。
出会いのなかで自分の気持ちを見つめる事で、相手を好きだった
自分の感情に気付くこともあるかも知れませんよね。
●会社との出会いも同じで、「求人募集」は会社からのラブコールですし、
合コンは、お見合い的に考えるなら「合同企業説明会」ともいえます。
もちろん自分自身に社会的な魅力があれば、ヘッドハンティングや
各種メディアから、取材や講演等々のお誘いが掛かる事もあります。
世の中に沢山ある会社のなかから、自分に取って最高の会社に出会う
ためには、自分自身の価値観や能力・興味等々を見つめ選択基準を
持って相手との関係を将来予測してみることで、判断も付きやすく
なるといえます。
出会いに対して意識が薄ければ、関係が深まる事はありませんから、
積極的に相手を知り・自分を見つめていきたいですね。
●付き合い方・・・(働き方)
○しかし、まだ結婚は考えていないなぁ・・・とか、付き合ってみたけど
結婚する相手とは違うかなぁ・・・とかもあり得ますよね。
恋しくお付き合いをしたお相手とは、恋愛のみの対象のお相手なのか、
結婚の対象となるお相手なのか、ひょっとしたら2つに分かれるかも知れませんね。
●仕事のなかでも、アルバイトや契約社員また正社員と色々な働き方を
通じた関係がありますね。
最近は、よりお互いを理解し合うためのインターンシップ制度を導入
している会社もあるので積極的に相手理解と自己判断をみつめるために
活用して見ることも価値あることかも知れませんね。
自分とお相手の双方に取って望ましい働き方を見つめて歩むことも
大切なことだといえますよ。
今現在と将来の2点を見つめて判断が出来るようになれば最高かもしれませんね。
●積極行動・・・(情報収集・分析判断・アプローチ)
○自分の思うお相手に自分のことを理解し・好きになって貰い、
お付き合いへの第一歩へと踏み出せるためには、自分の思いを伝え
なければなりませんよね。
自分自身がお相手に対して、誠意と思いやりを持って真正面に向き合う
ことから、自分の思いが伝わるのかと思います。
そして、お相手が自分自身のことを理解し受止めてくれ、はじめて、
知人から恋人へと情況が変わるのかと思います。
自分の気持ちに対してYesもあればNoの場合もありますが、
それはあくまでも「お付き合いをする関係」そのものに対してであり、
あなた自身への否定では結してありませんよね。
●お付き合いが始まる時には、お相手から告白されることもあるでしょうが、
仕事の場合は、待っているだけの状態では、ことが動かないのが普通です。
自分の意思を相手に伝え・理解して貰うのことが必要なことですね。
「好きです。お付き合いして下さい」と同じように、
「この仕事が、この会社が好きです。ぜひ入社させて下さい」っていうことが
エントリーシートや面接の場面で伝わらなければ、中々上手くはいきません。
等身大の自分と将来の可能性を相手により理解して貰うためにどうするか。
自分だけの思いだけではなく、相手の思いや価値観等々を理解することで、
相手から見た自分自身の受け止められ方による踏み出し方にも違いが生まれる
ことが理解できるかと思います。
これを踏まえより良い結果を導いていきましょう。
こんな様な形で具体的な支援内容に入っていきます。
もちろんその中で自己理解が足りていないと感じた場合は、同様の比較検討を行いながら、クライエント本人の自己理解を促し、より良い結果に結びつけるためには、どの様にしたら良いのかといった判断に繋げていくようにします。
そして何よりも大切な事は、「自らが自らの道を切り開いていけるようになる」こと。
キャリアカウンセラーなどは、裏方の裏方で良いのだと常々思います。
自分を知り・相手を知ることが出来れば恐れる事なし。です。
大切な事は、「自分自身にとって必要な人・企業との出会いを求め・見極められる事」
自分も相手も幸せになれる出会いとお付き合いが大切ってことですね。
お前自身は、恋愛上手なのかって?
「机上で理想を語ることは易く、現実を語ることは難しい」
野暮 ? なお尋ねは、言いっこ無しでお願いしますネ!
Career wing tadashi yoshida
特定非営利活動法人 日本キャリア開発協会(JCDA)所属
厚生労働省指定キャリア・コンサルタント能力評価試験合格 キャリア・カウンセラー
【後記】
2月9日のオープンセッションの参加には、
数多くのお問合せを頂き、本当にありがとうございました。
1月末日をもって締め切らさせて頂きました。
次回の実施は、また後日、ご案内申し上げます。
みなさまにお会いし・お話し出来ることを楽しみにしています。