大阪府の橋下徹知事が5月1日に開かれる連合系の「大阪地方メーデー」を欠席することが30日分かった。これまで知事があいさつするのが慣例となっていた。
府秘書課は「公務のため」と説明、代理で副知事が出席する予定だ。しかし今年1月の知事選で連合は橋下知事の対立候補を支援。「選挙のしこりが残っているのでは…」との見方も出ている。
連合大阪の幹部は「府政改革の狙いなどをアピールする場にもなったはず。府の代表として出席をお願いしていたので残念だ」と話している。
連合系のメーデーは大阪城公園で開かれ約8万人が参加。過去には連合の推薦を受けなかった故横山ノック元知事も出席したという。
大阪府は昨年までメーデーの実行委員会に170万円の補助金を出していたが、今年から財政難を理由に廃止している。