Print this Post Article Lists Back

聖火リレー:チベットの旗、実は中国製だった

広東省で製造工場摘発、職員は旗の意味知らず

 世界各地で行われている北京五輪聖火リレーの現場でチベット独立デモ隊が掲げている「チベットの旗」が、「中国製」であることが分かった。中国南部地域の警察が広東省でチベットの旗の製造工場を探し当てた、とイギリスのBBCニュースが29日、報じた。同工場の経営者は警察に「海外から注文を受けたが、この旗がまさかチベットの独立を象徴するものとは知らなかった」としているほか、職員たちも「派手な色の旗だとは思ったが、その意味は全く知らなかった」と話している。

 同工場の職員は、テレビでこの旗を掲げたチベットのデモ隊を見て変に思い、インターネットで検索し、警察に通報した、と日刊紙「香港明報」が伝えた。同工場で作られた数千枚のチベットの旗は、すでに海外に輸出された。警察は、海外に輸送されたチベットの旗が来月2日に行われる香港での聖火リレーの反対デモ集会でも使用されるものとみている。

ピョン・ヒウォン記者

※【ニュース特集】北京五輪聖火リレー

朝鮮日報/朝鮮日報JNS
このページのトップに戻る