足のむくみサイト

足のむくみと病気

次の症状に当てはまる場合、何らかの疾患が原因で“むくみ”の症状がでている可能性があります。

１.むくみが何日も続いている
２.一日中むくみが持続する。
３.階段の昇り降りなどのちょっとしたことで動悸が激しくなる
４.尿の出がわるい
５.急に体重が増えた
６.足だけでなく、上半身もむくむ

むくみが起こる病気で代表的なものは、心臓病、腎臓病、肝臓病、甲状腺機能低下症、足の静脈瘤などがあります。

●心臓病(心不全)が原因で起こるむくみ

心不全の症状として、足にむくみや動悸が認められます。心臓から全身へ血液を送り出すポンプの力が弱まるため、肺にうっ血が生じるために呼吸困難感（息苦しい感じ）が起こります。このためむくみに気がつく前に、坂道や階段などで息切れが強くなるなどします。
　

●腎臓病･肝臓病が原因で起こるむくみ
腎臓病ではタンパク質が尿中に過剰に排出されてしまうことにより、肝臓病ではタンパク質合成の機能が低下してしまうことにより、低タンパク血症になることがおおく、この低タンパク血症が原因で全身にむくみ（浮腫）が起こってきます。

血液中のタンパク質は水分を血管の中に留めておく働きを持っていますが、低タンパク血症になると、水分を血液中に留めておく力が低下するため、細胞外へ水分が出てしまい、むくみを起こしやすくなります。


●甲状腺機能低下症が原因で起こるむくみ
甲状腺機能低下症は女性に多く見られる病気ですが、甲状腺機能低下症の症状の一つとしてむくみを生じます。




上記が原因で起こるむくみ（浮腫）の多くは、これらの病気がかなり進行してから起こるものです。

子供の急性腎炎などの様に、いきなり急に足や顔のむくみを生じる場合を除き、上記の病気があることが判明していることがほとんどのため診断は容易です。

足の静脈瘤も外から見ても脚にみみずのように曲がりくねった静脈が見て分かることが多いため診断は簡単です。