厳戒下のチョモランマ取材拠点オープン
聖火の世界最高峰チョモランマ(英語名エベレスト、標高8848メートル)登頂を前に29日、ベースキャンプ近くの中国チベット自治区ロンブー寺に取材センターがオープンした。ベースキャンプは標高約5120メートルに設営され、取材センターは手前約8キロの地点に設置されプレハブ約20棟。チベット民族らの抗議行動が予想されるため、入るのに5カ所以上の検問所がある。地元のチベット民族の男性は「ずっとここに暮らしているのにわたしたちも先に行けない」と不満を口にした。各国での聖火リレー用とは別にチョモランマのために取り分けられた火種も既に到着。しかし、強風などのため、いつベースキャンプを出発するかはまだ決まっていない。
[ 2008年04月30日 ]