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【国際】

取材環境の悪化に強い懸念 中国で外国人記者クラブ

2008年4月30日 07時46分

 【北京30日共同】北京の中国外国人記者クラブ(メリンダ・リュウ会長)は30日、北京五輪まで100日となったのを受け、中国国内で外国メディアの取材・報道環境が悪化していることに強い懸念を表明し、中国当局に改善を求める声明を出した。

 中国ではチベット自治区ラサでの3月の暴動後、欧米メディアなどの対中批判に「偏見報道」との反発が強まっており、同クラブによると、少なくとも10人の外国人記者が「殺害脅迫」を受け、チベット問題の取材、報道で50件以上の妨害があったという。

 外国人記者クラブは「脅迫や当局による西側メディア非難は外国人記者に対する敵対的な環境を生じさせかねない」と警告。チベット地区への取材も含め、中国が約束している取材規制の緩和を徹底することも求めている。

 

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