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【芸能】

団塊世代へ「フォークの匠」 異例のシリーズ化

2008年4月24日 紙面から

 70年代フォークの人気再燃で「フォーク酒場」などがブームを呼ぶ中、70年代に活躍し、現在も活動を続ける“孤高のフォーク歌手”が参加したアルバム「フォークの匠(たくみ)」が23日、シリーズとして発売された。

 当時ヒットした懐かしのソングを再録、という企画とは一線を画し、現在の感覚で作った、新しいオリジナル曲を中心に収録する。

 70年代フォークといえば、井上陽水や吉田拓郎、かぐや姫らが表舞台で脚光を浴びた。今回のアルバムには、当時フォークマニアに熱烈に支持された舞台裏の“匠”たちが集合。地道ながら長く音楽活動を続ける匠たちへの“賛歌企画”でもある。

 23日発売の第一弾は、りりィ(56)、シバ、茶木みやこ(57)、野澤享司、生田敬太郎という5アーティストによる5枚のアルバム。

 オヤジ世代の熱烈なラブコールも受けて、斬新なアルバム発売に踏み切ったコロムビアレコードでは「総務省がまとめたアンケートによると、団塊世代が定年後に購入したい物の第1位がギターという結果が出た。魅力的なマーケットであると判断した」と企画意図を説明する。

「私は泣いています」などのヒットで知られるりりィは、洋士とユニットを組んでの参加。13年ぶりのオリジナルアルバムになる。一方、女優としては今年は主演映画「パークアンドラブホテル」(熊坂出監督)がベルリン国際映画祭で最優秀新人作品賞を受賞した。コロムビアでは今秋に、シリーズ第2弾の5枚のアルバムを、第1弾の5アーティストとは別のアーティストで発売する予定で、来年以降も企画を継続していく方向という。

 

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