チベット暴動で初判決、3人に無期懲役
先月、中国・チベット自治区で起きた大規模暴動で、ラサの地方裁判所は29日、チベット族の僧侶ら3人に無期懲役の判決を言い渡しました。一連の暴動で判決が出たのは初めてです。 国営新華社通信によりますと、無期懲役の判決を受けたのは僧侶や不動産会社の運転手ら3人で、いずれもチベット族です。このうち僧侶は、地方政府庁舎を破壊したり商店を焼き打ちしたとされています。 また、このほか僧侶5人に懲役15年から20年の判決が言い渡され、この日だけで合わせて30人に判決が出ました。中国外務省は、判決について「法に従って合理的に処理している」としています。 ところで、インドにあるチベット亡命政府は29日、中国政府によるデモの武力弾圧での死者が203人に達したと発表しました。また、5715人が拘束されたとしています。(30日02:03)
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