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高速道ドクターヘリ拡大 岡山県 '08/4/29

 岡山県は二十八日、川崎医科大付属病院(倉敷市)が運航するドクターヘリの高速道路での離着陸場を、五月一日から十五カ所増の十七カ所に増やすことを明らかにした。県内のインターチェンジ(IC)などで離着陸可能となり、交通事故の重傷患者らの迅速な搬送を目指す。

 ドクターヘリは全国十三道府県で十四機が運航中。岡山県では二〇〇一年度、全国で初めて専用ドクターヘリの運用が始まった。四十七カ所だった県内の離着陸場は四百三十九カ所(一日現在)に増えたが、高速道では二次災害の危険性から、常設ヘリポートがある岡山道高梁サービスエリアと山陽道瀬戸パーキングエリアに限られていた。

 県ドクターヘリ運航調整委員会は〇五年末から、高速道の本線やICなどの駐車場、空き地を調査。三月末に面積▽地盤や傾斜▽周囲の障害物―など運航上の安全が確認できた十五カ所を緊急時の離着陸に使うことを決めた。県施設指導課は「重大事故や自然災害時での救命率向上につながる」と期待している。(教蓮孝匡)




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