今週のお役立ち情報
市民と警察が協力するモデルケースを!「交通事故死ゼロを目指す日」で=千葉・浦安市
2008年02月25日07時47分
【PJ 2008年02月25日】− 20日、「交通事故死ゼロを目指す日」の朝、東京ディズニーリゾートから北東に約3キロメートルにある千葉県浦安市、東野野球場前の路上に、カードを持った市民と警察等が一列に並んだ。浦安警察署が主催する「交通事故死ゼロを目指す日」のキャンペーンがはじまった。
「『市民と警察が協力するモデルケースを作りましょう!』といわれた交通課長の言葉がその通りになりました」。そう話されたのは「安全な富岡交差点へ!市民連絡会」の代表、渡辺伸子さんだ。市民連絡会は、1月14日より「ソフトドライブ 法定速度ではしり隊」という活動をはじめた市民組織である。
「ソフトドライブ 法定速度ではしり隊」とは、法定(指定)速度への関心に重点を置き、地元の人へ「安全速度の意識を持って運転する」=「ソフトドライブ」の実行を強く呼びかけることで、街なかにやさしい速度の流れを、市民主体でつくる!というものだ。
午前10時にはじまった「交通事故死ゼロを目指す日」には、浦安市、浦安交通安全協会、浦安地区安全運転管理者協議会とともに、「市民連絡会」も参加。走行中の車を警官が止め、各ドライバーへ窓から、交通安全協会の啓蒙グッズなどとともに、「ソフトドライブ 法定速度ではしり隊」のリーフレットとステッカーを配布した。
「警察とのこれまでの良好なコミュニケーションが、キャンペーン参加の実現につながったのだと思います。配布したリーフレットには、『協力:浦安警察署』と入れることができました、本当に感謝しています」、と渡辺さんは振りかえる。
2007年の秋、交差点での児童死亡事故をきっかけに市民連絡会が発足して以来、週に3回は警察と話をしてきたという渡辺さん。「ソフトドライブ 法定速度ではしり隊」についても、警察に逐一報告し、その席で「どうやってステッカーを普及させるか」を思案したときに、キャンペーンへの参加のアイデアをいただいたのだそうだ。その後も、署長許可へ向けて協議を重ね、実現することができた。
警察主催のキャンペーンに市民が活動するのは、全国でも珍しいケースだ。「事故犠牲者を出さないという同じ目的に向かい、これからも警察との連携を進めたい」。その前向きな言葉から、われわれが学ぶものは大きい。【了】
■関連情報
●「交通事故死ゼロを目指す日」とは?
2007年末に、関係閣僚が開いた「生活安心プロジェクト」に関する会合で制定された新たな国民運動、「交通事故死ゼロを目指す日」。2008年1月には、内閣総理大臣を会長とする中央交通安全対策会議の交通対策本部が、2月20日と4月10日を運動の実施日とすることを決定した。
交通対策本部のホームページでは、歩行者や子どもや自転車へのマナー啓発と、シートベルト等の推進が目的とされているが、浦安市でのキャンペーンは、運転者への啓発に力を入れている。人の命は運転者にゆだねられるのではなく、運転者のマナーこそ変えていくべきだという呼びかけが、注目すべき点だ。
●安全な富岡交差点へ!市民連絡会
千葉県浦安市の富岡交差点で、2007年9月に起こった児童死亡事故をきっかけに立ち上がった市民組織。事故が起きた交差点の周辺住民があつまったもので、学校PTA、おやじの会、自治会、マンション管理組合、などで構成。市民が警察や行政へ声を上げ具体的に行動する、珍しい組織だ。富岡交差点の改善とあわせ、1月14日より「ソフトドライブ 法定速度ではしり隊」という、交通事故再発防止の活動を開始した。
やさしい速度ではしりたい!ステッカー活動でつながるソフトドライブ(上)
やさしい速度ではしりたい!ステッカー活動でつながるソフトドライブ(下)
交通事故死ゼロを目指す日・交通安全対策本部
「交通事故死ゼロを目指す日」の実施について・交通安全対策本部
PJニュース.net
とっておきの能登ガイドブログ
※この記事は、PJ個人の文責によるもので、法人としてのライブドアの見解・意向を示すものではありません。また、PJはライブドアのニュース部門、ライブドア・ニュースとは無関係です。
パブリック・ジャーナリスト 高橋 泉【 佐賀県 】
この記事に関するお問い合わせ / PJ募集
「『市民と警察が協力するモデルケースを作りましょう!』といわれた交通課長の言葉がその通りになりました」。そう話されたのは「安全な富岡交差点へ!市民連絡会」の代表、渡辺伸子さんだ。市民連絡会は、1月14日より「ソフトドライブ 法定速度ではしり隊」という活動をはじめた市民組織である。
「ソフトドライブ 法定速度ではしり隊」とは、法定(指定)速度への関心に重点を置き、地元の人へ「安全速度の意識を持って運転する」=「ソフトドライブ」の実行を強く呼びかけることで、街なかにやさしい速度の流れを、市民主体でつくる!というものだ。
午前10時にはじまった「交通事故死ゼロを目指す日」には、浦安市、浦安交通安全協会、浦安地区安全運転管理者協議会とともに、「市民連絡会」も参加。走行中の車を警官が止め、各ドライバーへ窓から、交通安全協会の啓蒙グッズなどとともに、「ソフトドライブ 法定速度ではしり隊」のリーフレットとステッカーを配布した。
「警察とのこれまでの良好なコミュニケーションが、キャンペーン参加の実現につながったのだと思います。配布したリーフレットには、『協力:浦安警察署』と入れることができました、本当に感謝しています」、と渡辺さんは振りかえる。
2007年の秋、交差点での児童死亡事故をきっかけに市民連絡会が発足して以来、週に3回は警察と話をしてきたという渡辺さん。「ソフトドライブ 法定速度ではしり隊」についても、警察に逐一報告し、その席で「どうやってステッカーを普及させるか」を思案したときに、キャンペーンへの参加のアイデアをいただいたのだそうだ。その後も、署長許可へ向けて協議を重ね、実現することができた。
警察主催のキャンペーンに市民が活動するのは、全国でも珍しいケースだ。「事故犠牲者を出さないという同じ目的に向かい、これからも警察との連携を進めたい」。その前向きな言葉から、われわれが学ぶものは大きい。【了】
■関連情報
●「交通事故死ゼロを目指す日」とは?
2007年末に、関係閣僚が開いた「生活安心プロジェクト」に関する会合で制定された新たな国民運動、「交通事故死ゼロを目指す日」。2008年1月には、内閣総理大臣を会長とする中央交通安全対策会議の交通対策本部が、2月20日と4月10日を運動の実施日とすることを決定した。
交通対策本部のホームページでは、歩行者や子どもや自転車へのマナー啓発と、シートベルト等の推進が目的とされているが、浦安市でのキャンペーンは、運転者への啓発に力を入れている。人の命は運転者にゆだねられるのではなく、運転者のマナーこそ変えていくべきだという呼びかけが、注目すべき点だ。
●安全な富岡交差点へ!市民連絡会
千葉県浦安市の富岡交差点で、2007年9月に起こった児童死亡事故をきっかけに立ち上がった市民組織。事故が起きた交差点の周辺住民があつまったもので、学校PTA、おやじの会、自治会、マンション管理組合、などで構成。市民が警察や行政へ声を上げ具体的に行動する、珍しい組織だ。富岡交差点の改善とあわせ、1月14日より「ソフトドライブ 法定速度ではしり隊」という、交通事故再発防止の活動を開始した。
やさしい速度ではしりたい!ステッカー活動でつながるソフトドライブ(上)
やさしい速度ではしりたい!ステッカー活動でつながるソフトドライブ(下)
交通事故死ゼロを目指す日・交通安全対策本部
「交通事故死ゼロを目指す日」の実施について・交通安全対策本部
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