NSSC 新日鐵住金ステンレス株式会社
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製造本部光製造所 製鋼工場製鋼技術グループ
本村 洋 モトムラ ヒロシ  (H10年入社)
ステンレス素材(半製品)の製造をしています。担当ラインは、二次精錬と連続鋳造です。品質改善、コスト改善、新鋼種製造、研究開発などが主な業務です。
本村さんの一日
07:00 起床
07:30 出社
08:00 朝会
09:00 資料作り、図書館で勉強、文献検索など
12:00 昼食
13:00 業務打合せ・品質関連の会議など
14:00 現場で試験
16:00 試験結果のまとめ
18:00 レポート作成
19:00 退社
20:00 テニス
22:00 帰宅
24:00 就寝
会社のテニスクラブに入っています。また、オートバイが好きでイタリアのドゥカティというバイクに乗っています。
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ズバリ! 私がこの会社を選んだ理由
スケールの大きな仕事がしたい
image 当社を選んだのは、スケールの大きな仕事ができる会社であるというのが第一の理由です。自分の技術で巨大なプラントを動かすということにとても魅力を感じました。
 入社当初は、大学で機械工学を専攻していたこともあって、機械系の部署を希望したのですが、製鋼工場の技術スタッフに配属され、非常に戸惑いました。でも、実際に仕事についてみると大学での専攻はあくまでも基礎であり、それをベースにして会社に入ってから勉強することが大切であることを痛感しました。大学の勉強では、物事の考え方を身に付けることが大切であると、社会人になった今、切に感じています。私の場合も、大学までの基礎知識をベースに、学生の時よりも就職してからの方がはるかに勉強していますし、それを要求される職場でもあります。逆に言えば、会社に入ってからいくらでも勉強できます。勉強した分だけ自分がその部署、分野でのスペシャリストになることができます。勉強すればするだけ活躍できるフィールドが広がる職場であると言えるでしょう。
 最初に希望した部署とは異なるのですが、当社に入ったことを後悔したことはありませんし、大きな仕事、責任のある仕事ができる醍醐味を感じています。
だからこの仕事が好き!
モノづくりの喜びを味わいたい!
image 入社して7年の間に2つの大きな新規設備の立上を行うことができたのが最も印象に残っています。ひとつは入社2年目の頃に連続鋳造機改造の立上を担当しました。改造費は数億円もするもので、新入社員としてはかなり大きな案件です。自分で様々な製造条件を提案、実行し、試行錯誤の結果、目標とする製品が出来たときにはとても感動しました。もうひとつはLF設備という新しい二次精錬設備の立上です。設備導入当初は、処理時間が長くなり、生産性を低下させていましたが、短時間処理を可能とする理論を見つけ、処理時間を半減させることに成功し、工場の生産性向上に貢献することができました。実際に計算通りに処理時間が短縮し、生産が順調に推移した時の感動は忘れられません。
 両方とも全く新しい装置で、これに関しては上司もわかりません。当然ながら、これまでの経験、データが皆無に近い状態です。そこで、自分でデータを丹念に積み重ね、理論を構築し、最適な製造条件を提案し、実際に計画通りに設備が稼動したり、製品製造が出来た時、これこそが「モノづくりの喜び」を実感できる時です。
 また、新しい設備で製造した半製品を下工程の工場に納入する時は、品質が大丈夫かどうか心配でビクビクしました。実際には、品質も大きく改善でき、下工程の方から感謝して頂いた時などは、感無量でした。この2つの設備立上に携わり、目的を達成できたことは自分にとって大きな自信になっています。
今だから話せる、一番の失敗談
失敗も技術だ!
image 入社2年目に導入した連続鋳造装置では、何度か大きな失敗をしてしまったことがあります。これは「ブレークアウト」と呼ばれるトラブルで、これを起こしてしまうと工場の操業を何時間も止めなければならず、会社に大損害を与えてしまうという、絶対に起こしてはいけない事故なのです。その時は新しい装置ということもあってかなり挑戦的な条件で稼動させた際に起こってしまい、会社には多大な迷惑を掛けてしまいました。
 「ブレークアウト」というのは、溶鋼を連続鋳造機で冷却し、固めていく過程で、外側だけが固まり、内側がどろどろの溶鋼の状態で、外側が破けて中の溶鋼が吹き出してしまうというトラブルです。これを起こしてしまうと辺りに飛び散り、冷えて固まってしまった溶鋼を除去しなければなりません。そのために何時間も操業をとめてしまうことになるのです。
 金額に換算すると恐ろしいことになるのですが、上司は「失敗するには理由があるのだから、それを突き止めろ! 失敗も技術だ。それを元に新たな技術を開発しろ!」と言って、叱咤激励してくれました。これは涙がでるほどうれしかったですね。
 また、現場で復旧作業をして下さるオペーレーターの方々も一生懸命に作業してくれ、「次は、頑張れよ」と、元気づけてくれる暖かい職場です。
 1人ではなく、たくさんの人と共に仕事を行い、目標を達成した時に喜びを共有できる仲間がたくさんいることも、大きなプラントでの「モノづくり」の喜びだと思います。
先輩からの就職活動アドバイス
就職してからの勉強が重要
image 私も就職活動ではいろいろ悩みましたが、やはり会社に入ってみないとわからないことはたくさんあります。私の経験からですが、特に、大学での専攻と職種の関係についてはあまり悩む必要はないかと思います。例えば、私の場合は大学での専攻は機械工学ですが、現在担当している仕事は冶金熱力学に関わる仕事です。直接関係はないように思えますが、物理現象の根本的な考え方は同じです。工学という分野での基本に立ち返れば、現象をしっかり観察し、データ積み上げ、数式化し、応用していくというプロセスは変わりません。これは工学の基礎だと思います。基礎さえしっかりしていれば、会社に入っていくらでも勉強できます。そして、勉強したことを直ぐに工場で実践できることが、技術スタッフの醍醐味です。
 私は入社して7年ですが、そろそろ中堅に差し掛かる年代になってきていますので、新しい力、新鮮な発想が欲しいなと感じ始めています。個人的な意見を言わせてもらえれば、元気がある人、思い切った発想ができる人、そして、何よりも実行力がある人です。発想力と実行力は、新たな技術を開発するには必要な資質だと考えています。当社には大きな仕事、責任ある仕事を存分にやらせてくれる風土があります。スケールの大きな仕事をしたい人、大歓迎です。
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