不安あおる動きを批判 長寿医療制度で各紙
公明新聞:2008年4月18日
「迎合の危険なにおい」(北國新聞)などと
「ポピュリズム(大衆迎合)の危険なにおいがする」――。75歳以上の高齢者のための長寿医療制度(後期高齢者医療制度)を「うば捨て山よりひどい」などとヒステリックに批判する民主党など野党に対し、北國新聞は16日付の社説で、こう指摘し、高齢者の不安をあおるだけの無責任な姿勢を厳しく非難した。
同制度は、高齢社会の進展に伴って、将来にわたって持続可能な医療制度を構築するために創設された。「高齢世代内でも所得の多い人には応分に負担してもらおうという仕組みが盛り込まれ」「全体として、所得の低い高齢者の保険料はこれまでより下がる」(16日付 読売新聞)。しかも治療や窓口負担も原則として、今までと変わらない。
また、患者が希望すれば、かかりつけ医(担当医)を持つことも可能になり、医療サービスの向上も期待できる。市町村単位の制度から都道府県単位にしたことにより、財政基盤も安定した。
新制度を正確に理解すれば、「うば捨て山」などという野党の批判は全くの的外れで、単なる言いがかりにすぎないことは明らかだ。
「保険証が届かない」など「混乱の原因は“お役所仕事”」(同 読売新聞)にあり、引き続き高齢者に丁寧な説明を繰り返し、新制度の理解を深めていく努力は、きちんとしなければならないが、「混乱に乗じて制度そのものを廃止せよと主張するのは、いかがなものか」(16日付 北國新聞)。
いま大事なのは、「冷静に制度を理解しよう」(16日付 産経新聞)と国民に呼び掛けることであり、高齢者の不安につけ込んで政権を批判するだけでは、政党・政治家の責任を果たしているとは言えない。
同制度は、高齢社会の進展に伴って、将来にわたって持続可能な医療制度を構築するために創設された。「高齢世代内でも所得の多い人には応分に負担してもらおうという仕組みが盛り込まれ」「全体として、所得の低い高齢者の保険料はこれまでより下がる」(16日付 読売新聞)。しかも治療や窓口負担も原則として、今までと変わらない。
また、患者が希望すれば、かかりつけ医(担当医)を持つことも可能になり、医療サービスの向上も期待できる。市町村単位の制度から都道府県単位にしたことにより、財政基盤も安定した。
新制度を正確に理解すれば、「うば捨て山」などという野党の批判は全くの的外れで、単なる言いがかりにすぎないことは明らかだ。
「保険証が届かない」など「混乱の原因は“お役所仕事”」(同 読売新聞)にあり、引き続き高齢者に丁寧な説明を繰り返し、新制度の理解を深めていく努力は、きちんとしなければならないが、「混乱に乗じて制度そのものを廃止せよと主張するのは、いかがなものか」(16日付 北國新聞)。
いま大事なのは、「冷静に制度を理解しよう」(16日付 産経新聞)と国民に呼び掛けることであり、高齢者の不安につけ込んで政権を批判するだけでは、政党・政治家の責任を果たしているとは言えない。
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