2005年11月06日
私たちは本当の中国を知らない ５３３
２１世紀は中国の時代、中国の世紀であるというある種の「中華思想」を、朝日や日経新聞等のメディアが中心となって、日本中に、さも当然のように撒き散らしている。ビジネスマンがよく読む日経新聞は、実は中国の「人民日報」と提携していて、中国に不利な記事は一切載らない。もちろん朝日も同様である。共産党の新聞と提携するなんて、ちょっと変である。
誰でもが知っているファイナンシャルタイムズやワシントンポスト等の自由主義陣営の新聞社が、中国の共産党機関紙と提携しているなんて話は、今まで聞いたことがないし、またそんなことは今後とも絶対にありえないのだ。もしかしたら、日本は民主主義国家ではなく、共産主義国家なのだろうか？（爆笑）
まあ、朝日新聞はともかく、日経新聞を読む経営者やビジネスマンが相当数いるわけだから、これはかなり問題である。今や中国の経済力は物凄いように語られているが、世界経済のなかで占める比率はまだ４%程度の経済力である。それに対して日本は１５％、アメリカは３０％であるから、２カ国だけで世界のGDPの４５％に達している。GDPを一人あたりに換算すると、中国は、まだまだ台湾の１０分の一でしかない。
だから、台湾人や日本人との擬似国際結婚による被害が多発している。婚期を逃した地方の農家の男性と取りあえず結婚して奥さんに成りすまし、日本人や台湾人から金を巻上げるだけ巻上げたら、突然ドロンしてしまう例が頻発しているという。そんなことをしてまで、何としてお金を稼ぎたいようである。中国が世界の工場に本当になりつつあるのなら、中国人にとって、そんな風な詐欺を働いたり密入国してまで、日本にやってくる必要はないのではないのか。本当に奇妙である。
黄文雄（こうぶんゆう）氏の『華禍（かか）』によると、ソ連のノーベル文学賞作家ソルジェニツィンは、中国等の共産主義国家について「これは虚言国家。虚言はすべてを独占し、虚言のないものはない」と語っているという。確かに、中国５０００年の歴史という言葉そのものがウソによって作られているといえる。また朱鎔基（しゅようき）が自ら認めて「中国はすべてが嘘。嘘でないのは詐欺師だけ」と語っている。
つまり、「嘘でないもの」は詐欺師しか存在しないと朱鎔基が自ら認めているように、中国では何ひとつ真実が存在しない。株式市場にからむ企業の粉飾決算、賄賂は日常茶飯事で、裁判所で受理した経済トラブルをめぐる訴訟は毎年３００万件も起きている。もちろん詐欺は株式市場だけに留まらない。偽ブランド、偽薬、偽証明書、ニセ結婚、ニセ学歴…あらゆるニセモノが氾濫し、横行している。
武士道について著わしたことで有名なあの新渡戸稲造（にとべいなぞう）も、中国人に対して「嘘をつくことを恥と思わぬ厚顔無恥な人種」と酷評しているのだ。まあ、そんなわけで中国人自身、幼い頃から「真」か「偽」かを区別することが、何よりも重要なこととして教育され、叩き込まれる。結果として両親は、子供たちにまず「人に騙されるな」を徹底して教え込むことになる。
また『華禍』によると、中華主義の主柱としての諺に「一人で廟に入るな。二人で井戸をのぞくな」と言うのがあるという。ようするに“ひとりで寺に入れば、悪い坊主に騙されて殺されかねない。二人で井戸をのぞいたりすれば、相手に突き落とされるかもしれない”という意味なのである。すべてが詐欺だから、「故に兵は詐を以って立ち」といった『詐道』を唱える孫子のような兵法が尊敬されるわけである。
しかしお人好しの日本人は、未だにこのことに気づかない。日本人は中国の古典である「論語」等の倫理観を受け入れてしまっているために、中国に対して見当ちがいな幻想を抱いてしまっている。「人間不信」の社会である中国を、島国育ちの日本民族は理解できないし、本質的に似ても似つかない人種同士であることに気づかない。見かけはどんなに似ていても、関係ないのである。
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誰でもが知っているファイナンシャルタイムズやワシントンポスト等の自由主義陣営の新聞社が、中国の共産党機関紙と提携しているなんて話は、今まで聞いたことがないし、またそんなことは今後とも絶対にありえないのだ。もしかしたら、日本は民主主義国家ではなく、共産主義国家なのだろうか？（爆笑）
まあ、朝日新聞はともかく、日経新聞を読む経営者やビジネスマンが相当数いるわけだから、これはかなり問題である。今や中国の経済力は物凄いように語られているが、世界経済のなかで占める比率はまだ４%程度の経済力である。それに対して日本は１５％、アメリカは３０％であるから、２カ国だけで世界のGDPの４５％に達している。GDPを一人あたりに換算すると、中国は、まだまだ台湾の１０分の一でしかない。
だから、台湾人や日本人との擬似国際結婚による被害が多発している。婚期を逃した地方の農家の男性と取りあえず結婚して奥さんに成りすまし、日本人や台湾人から金を巻上げるだけ巻上げたら、突然ドロンしてしまう例が頻発しているという。そんなことをしてまで、何としてお金を稼ぎたいようである。中国が世界の工場に本当になりつつあるのなら、中国人にとって、そんな風な詐欺を働いたり密入国してまで、日本にやってくる必要はないのではないのか。本当に奇妙である。
黄文雄（こうぶんゆう）氏の『華禍（かか）』によると、ソ連のノーベル文学賞作家ソルジェニツィンは、中国等の共産主義国家について「これは虚言国家。虚言はすべてを独占し、虚言のないものはない」と語っているという。確かに、中国５０００年の歴史という言葉そのものがウソによって作られているといえる。また朱鎔基（しゅようき）が自ら認めて「中国はすべてが嘘。嘘でないのは詐欺師だけ」と語っている。
つまり、「嘘でないもの」は詐欺師しか存在しないと朱鎔基が自ら認めているように、中国では何ひとつ真実が存在しない。株式市場にからむ企業の粉飾決算、賄賂は日常茶飯事で、裁判所で受理した経済トラブルをめぐる訴訟は毎年３００万件も起きている。もちろん詐欺は株式市場だけに留まらない。偽ブランド、偽薬、偽証明書、ニセ結婚、ニセ学歴…あらゆるニセモノが氾濫し、横行している。
武士道について著わしたことで有名なあの新渡戸稲造（にとべいなぞう）も、中国人に対して「嘘をつくことを恥と思わぬ厚顔無恥な人種」と酷評しているのだ。まあ、そんなわけで中国人自身、幼い頃から「真」か「偽」かを区別することが、何よりも重要なこととして教育され、叩き込まれる。結果として両親は、子供たちにまず「人に騙されるな」を徹底して教え込むことになる。
また『華禍』によると、中華主義の主柱としての諺に「一人で廟に入るな。二人で井戸をのぞくな」と言うのがあるという。ようするに“ひとりで寺に入れば、悪い坊主に騙されて殺されかねない。二人で井戸をのぞいたりすれば、相手に突き落とされるかもしれない”という意味なのである。すべてが詐欺だから、「故に兵は詐を以って立ち」といった『詐道』を唱える孫子のような兵法が尊敬されるわけである。
しかしお人好しの日本人は、未だにこのことに気づかない。日本人は中国の古典である「論語」等の倫理観を受け入れてしまっているために、中国に対して見当ちがいな幻想を抱いてしまっている。「人間不信」の社会である中国を、島国育ちの日本民族は理解できないし、本質的に似ても似つかない人種同士であることに気づかない。見かけはどんなに似ていても、関係ないのである。
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