オーストリア・アムシュテッテン(CNN) オーストリア警察は28日、当地で実の娘(42)を地下室に24年間監禁し、性的虐待を繰り返していたとして逮捕された父親(73)が、犯行を詳しく自供したと発表した。
警察の報道官によると、父親は地下室に監禁した娘を虐待したことや、娘が自分の子ども7人を産んだことなどを認めている。
娘の供述によれば、1996年に生まれた双子のうち、1人は放置された結果、数日後に死亡した。父親は取り調べに対し、この子どもの遺体を自宅のオーブンで焼いたなどと話しているという。
事件は、父娘の間に生まれた女性(19)が倒れ、病院に収容されたことをきっかけに明るみに出た。娘と子どもたちは監禁中、地下室から一歩も出たことがなかったとされる。警察によると、娘は心身ともに非常に不安定な状態だという。