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台湾:次期政権、対中閣僚に李氏側近 与党から反発も

 【台北・庄司哲也】台湾の馬英九次期政権で行政院長(首相)に内定している劉兆玄氏は28日、行政院(内閣)で対中政策を主管する大陸委員会の主任委員(閣僚)に、李登輝前総統の側近で対中強硬派とされる女性の頼幸媛氏(51)を任命すると発表した。馬次期政権は、蕭万長・次期副総統が訪中し胡錦濤国家主席と会談するなど急激な中国傾斜を進める中、頼氏の起用でバランスを取った形だ。一方、次期与党の国民党内からは意外な人事に反発も出ている。

 頼氏は陳水扁政権1期目で安全保障政策を担当する国家安全会議の諮問委員を務めたほか、李登輝氏が事実上の指導者の台湾団結連盟の立法委員(国会議員)も務めた。対中担当閣僚への任命について、頼氏は「統一せず、独立せず、武力行使せず、現状を維持するという点で馬次期総統と考えが一致した」と述べている。

毎日新聞 2008年4月28日 21時05分

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