中東パレスチナ自治区のガザで、28日、イスラエル軍の攻撃があり、パレスチナ人の幼い子ども4人と母親が死亡しました。イスラエル側は、武装勢力のメンバーを狙った攻撃だったとしています。
パレスチナ自治区ガザのベイトハヌーンで28日朝、イスラエル軍の攻撃があり、自宅で食事中だった1歳から5歳の子ども4人とその母親が死亡しました。
イスラエル軍は、武装勢力のメンバー2人を狙って撃ったところ、このメンバーが持っていた荷物が爆発し、近くにいたこの家族が巻き込まれたとしています。
一方、パレスチナ側は、イスラエル軍の砲弾がこの家に着弾したもので、この日、イスラエル軍と武装勢力が衝突した現場はこの家から離れていたとしています。
パレスチナ自治区を実効支配するイスラム過激派のハマスは、エジプトを仲介役にして、先週、イスラエルに対して、6ヶ月の停戦を提案していますが、今回のイスラエルの砲撃に対して強く反発していて、停戦実現への見通しは厳しくなりそうです。(29日12:58)