反貧困フェスタ 草の根ネットに連合会長も参加2008年04月01日 貧困をいかに伝えるか。東京でこのほど、約1600人が参加して開かれた「反貧困フェスタ」では、ワーキングプアの支援に力を入れる労組代表と、大企業中心の労組である連合の高木剛会長が意見を交わした。生活保護受給者の講演も開かれ、広がる格差や不安定な雇用の是正を求め、新旧の労組、当事者、支援者が声を上げた。(アサヒ・コム編集部)
フェスタを主催した反貧困ネットワークは、これまでの労働組合にはない党派を超えた草の根の活動を展開している。昨年10月に結成。連合などナショナルセンターに属さない「独立系」労働組合や市民団体などと共に、「反貧困」という旗印の下、政府などに働きかけをしている。 シンポジウム「労働と貧困」には、連合の高木会長、派遣労働者らでつくる派遣ユニオンの関根秀一郎書記長、個人で入れる労組の首都圏青年ユニオンの河添誠書記長が参加した。 高木会長は「貧困問題の要因は多岐にわたる。政治家とのかかわり合いがある連合ができることからやっていきたい」と話した。 また、高木会長は、大企業がグループ内に派遣会社をつくり人件費を削減する「専ら派遣」についても言及。「自分の会社で働かせるのなら、直接雇用をするべきだ。経営者のモラルが問われている」と批判した。 河添書記長は「困窮している人ほどバラバラにされている。どう声をまとめていくかが課題」と述べた。 関根書記長は、正社員と日雇い派遣労働者が一緒に組合を運営している、フルキャストユニオンの例を紹介。「すべての労働者が格差を無くすために連帯するべきだ」と訴えた。 フェスタでは、事故で車いす生活になり生活保護を受けるようになった日笠方彦さん(47)の講演会も開かれた。 視力を失い、片足、両手の指もほとんど無くした日笠さんだが、最初に生活保護の申請に訪れた役場の窓口で「働けないのですか」と言われたという。「貯金も底についていて途方にくれてしまった」と、その時の心情を吐露。「生活保護になっても、ワーキングプアになっても、明日を描けるようにするのが国の責任」と話した。 〈ハイビジョン動画〉PR情報この記事の関連情報
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30代の男性の失業者。経理や事務で、仕事を探していますが、
ハローワークの中途の求人でも、一つの求人に何十倍という応募者は、当たり前です。それも相当な経験者向けの求人が
多いです。その一つの原因に、大手企業や上場企業を中心とした、新卒一括採用に偏在した人材採用制度に原因があると思います。大手企業には、もっと経験の乏しい社会人であっても、
中途の社員を採用し、育成する社会的な責任があると思います。
連合を初めとした労働組合やNPOの方は、企業に労働基準法を守れとシンポジウムや勉強会を頻繁に開催されるのは結構ですが、非正社員やパートやフリーターやニートの方の立場の改善に、どれだけ具体的で直接的な成果を挙げられているのか、はなはだ疑問です。
大きく頷きながら読みました。私は正に「大企業がグループ内に派遣会社をつくり人件費を削減する「専ら派遣」の派遣社員」です。しかも16年も直接雇用だった「後に」無理矢理派遣社員にされました(受け入れなければ辞めろとのことで)。当然19年働いてもボーナスも退職金も無しで、更に「正社員の上司」との軋轢によっては「いつ辞めさせられるか分からない不安」を抱えています。
3人が登場するシンポジウムを取り仕切っていたコーディネーターは女性でした。会場も、かなり女性の方多かったですよ。
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