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中国紙　反ダライ・ラマキャンペーンを展開＜4/29 1:54＞

　チベットの自治をめぐって中国政府はチベット亡命政府との対話再開に応じる姿勢を見せているが、中国の新聞各紙は「亡命政府が主張する三権分立の実態は『政教一致』である」などと非難する記事を掲載し、反ダライ・ラマ１４世のキャンペーンを展開している。

　中国共産党の機関紙「人民日報」は「ダライ・ラマのグループの亡命政府の現状と分析」とする記事の中で、「亡命政府が唱える表面上の三権分立の実態は政教一致である」とする専門家の分析を載せている。その上で「ダライ・ラマのグループと亡命政府は、チベットの独立と政教一致の農奴制社会の復活を図っており、その中で、ダライ・ラマ１４世がすべての権力を握って『国家元首』となる」などと非難している。

　聖火リレーの相次ぐ妨害などを受け、中国政府はダライ・ラマ１４世側との対話を受け入れる姿勢を見せているが、そうした中で、チベット問題に対する中国側の強硬な姿勢をあらためて示す狙いがあるものとみられる。

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