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香港で人権活動家の入国拒否 聖火リレー前、中国意向で

2008年04月27日20時04分

 【香港=奥寺淳】北京五輪の聖火リレーが中国では最初の5月2日に行われる香港の当局は26日、抗議活動を計画していたデンマーク人3人の入国を拒否した。当局はチベットの独立を求める団体の入国も認めない方針とされる。香港では「一国二制度」のもとで言論の自由が保障されているが、五輪への抗議に対しては中国政府の意向を受けて厳しく取り締まる模様だ。

 入国を拒否されたのは、デンマークに拠点がある人権団体の活動家ら。オレンジ色の服を着て中国の人権状況の改善を求める予定だったが、約6時間、聴取を受けた後、強制退去させられた。また27日付の香港紙明報によると、香港政府の保安局長は「国家分裂を主張する人物や、チベット独立派の入国は認めない」と話したという。

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