2004                                           2005年の日記へ

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12月31日

 

正月の食の準備が整った。私は正月料理を自分でつくるのが大好きだ。魚類は明石の魚棚で買い求める。豆類などは終い弘法見物なんかのついでに京の錦市場で求めておくこともある(今年は忙しくて行けなかったが)。かつおぶしは近所の乾物屋でバケツ一杯削ってもらう。枕崎の雄節・・・じゃなくてもいい。ノンブランド節である。昆布巻き用の昆布も同店で。「いいのを選んであげるからね。」とオヤジ。「だけど今日は朝からみんなにそう言ってるから、だんだんいいのがなくなってきたわ〜」と正直である^^;。昆布巻き用に日高の昆布、出し用に利尻の昆布を選んでもらう。

 

大鍋を火に掛けて沸騰したら、乾いた布で清めた昆布と箸が立つくらいの鰹節を入れてだしをとる。しいたけの戻し汁なんかもいれてしまう。いい香りである。出しは一度に取って、あとから小分けして煮しめをつくってゆくと手間がかからない。えび芋、金時人参、どんこ椎茸、こんにゃくなどをよいおだしで煮しめてゆくのは幸せな気分である。前日から水につけておいた、黒豆、白まめ、小豆なども煮る(黒豆はふきこぼれるので要注意)。塗りのお重につめるのも楽しい作業というものだ。あ。。。数の子の塩抜きするの忘れた〜〜〜〜

 

来年も良い年になるといいですね。

 

 

12月 某日 ニッポンの外食

 

私の祖先は新幹線開通で半分壊された三原城縁の者である (ひどいことするわ、旧国鉄)。 先日菩提寺で法事があり三原に行ってきた。三原駅前に法被をきた観光協会の人がいて、そのおっちゃんおすすめの店で昼食をとった。「汚い居酒屋みたいな店だけどね、味は保証しますョ」とおっさん。瀬戸内の蛸釜飯を食わせる店である。たしかに汚い。釜飯と「評判なんですよ〜」という「たこのしゃぶしゃぶ」を頂いたが、このしゃぶがいかん。洗面器のような鍋になみなみと張った本ダシのしるで生蛸をしゃぶしゃぶして胡麻ダレで食すというものだが、しゃぶしゃぶすると蛸が化学調味料の味になる。それを胡麻ダレにどぶんとつけると胡麻ダレの味しかしない^^;化学調味料胡麻ダレ味。これじゃあ食材が蛸だろうがイカだろうが、薄く切ったプラスチック消しゴムだろうが同じ味がするだろう。

 

『まずい食材はない。まずい料理があるだけだ。』 責任取れ、観光協会のオヤジ!

 

世の中には頭にがよくまわらないくせにあら捜しをして喜ぶ輩がいて「瀬尾家なんて知らない」などとわざわざ言ってくるのであらかじめことわっておくが「瀬尾」というのはダンナの姓である。

 

 

12月 26日 お、ペリエ三連覇

 

レストラン スプレンディード 情報訂正。ず〜っとイタリアンだと思っていたが、今日行ってみたら、 「地中海料理」と書いてあった^^;訂正します。

 

レストランには高い店、安い店、うまい店、まずい店、といろいろあるようだが、煎じ詰めると2つしかない。

「また行く店」 と 「もう行かない店」。

 

前者はさらに2つあって、・  もう少し値上げしても行きたい店、そして

         今の値段と質のバランスなら行ってもいい店。

後者も2つあって     ・  値下げしてくれれば行ってもいい店、

         金をもらっても行かない店。この4つである。

 

 だがなかには値上げしてくれたら満足度が上るのに、という店がある。Splendidoも含めてホテルのレストランのランチがそれ。ホテルのレストランのランチは一般にとっても安い。場所によってはファミレス並みである。だから、どうしても客層が落ちる。保育園の運動会会場か難民船の中で食べているような感じになるのだ。ターゲットになるのはデザートの充実したランチバッフェのある店で、なかでも最悪なのは子供料金が千円代の店。目黒の雅叙園なんかも味は悪くないのだが、いかんせ値段が安すぎる。倍ぐらいに上げてくれるなら「また行ってもいい店」に格上げするのだが。

 

 もっとも私はホテルでランチを食べる(特に平日)という行為そのものがさして好きではない。なんだかとてつもなく暇な感じ=自分の家族以外の誰からも必要とされてない人物、という感じがして悲しくなってしまうのだ。ホテルのレストランでのたりのたりとランチを食している私より、社員食堂で5分でメシをかっこんでる女のほうが明らかにカッコイイ。でも、これってもうかなわない夢なんですよね〜。

 

注:都会にある極上ホテルを楽しみたいなら、夏休み、クリスマスシーズン、年末年始など民族大移動の時期は避けたほうが無難。

 

お店ウォッチング:

目黒の雅叙園 – 東京中で最もエキセントリックなトイレがあるホテル。

 

 

12月 

 

先に出てきた18日付のダイヤモンドは、「経済学者、エコノミスト」が選んだ本」という企画のアンケートに答えて貰ったもの。  推薦したのはこの本である。

高度経済成長は復活できる     文春新書 増田 悦佐 ()

16位だかにはいっていた。ちなみに私は高度成長が再来すればよいとも再来するだろうとも全く思っていない(著者の人、ごめんなさい)にもかかわらず、この本は結構面白かった(意見が違うと全否定するようでは学者とは言えない)。ここまで言い切る根性がすごいですよ。楽しめます、オススメ。

 

 

 

12月 ニッポンの外食

 

なんで日本の外食産業ではなんにでも化学調味料が入っているのかと不満に思っていたら12月18日週間ダイヤモンドのアンケートで「味の素(2802)」が好感度ランキングで14位にはいっていた(驚。ちなみに1位は当然だが奥田さんのトヨタで最低3会社は下から三菱自動車、武富士、ダイエーであった。勝ち組が好感される一方、負け組みに対する世間の評価はキビシイ。)つまり日本には化学調味料とか、アミノ酸添加の食品が嫌いという人は少ないということだろう。これでは外食産業が化学調味料を他用するのは当たり前というか市場の要求に答えた自然の振る舞いということで理解される。

 

瀬尾は例外的な少数派であるので、仕方がないから外食では鮨好きである。さすがに鮨に味の素を混ぜている店は少ないのでどの店でもいいようなものだが、長いことある品川の鮨屋に通い詰めていた。店の親父とは本当に長い付き合いだ。私が結婚したときは新居に本マグロの刺身をど〜〜〜〜んと送りつけてきた親父である。留学するときには「そうかい。ま、がんばんな」って餞別を2万円包んできた親父である。(常連というならこのくらいの付き合いがないとね。ちなみに親父は親類でもなんでもない。)親父はちゃきっちゃきの江戸っ子に見えたが実は東北出身だ。中学を出て時計屋(だったかな)になろうと思って上京したが、道を聞いたのが鮨屋で「そのまま鮨屋んなちゃった」っていうくらいだからそのころから江戸っ子みたいな人だったんだな。だがこの親父も寄る年波には勝てず、店をたたんでしまった。あまたいた弟子も親父に比べると満足な者はいない。というわけで今は行きつけの鮨屋がない。

 

ところで鮨屋のほめ言葉に「ネタが新鮮で」っていうのがあるけど、それは鮨屋としては最低限の条件だよ。こんなのでほめられたと思っているようではね^^;。

 

追記:今日親父さんが「河岸ぃ行ったから」と赤貝をとどけてくれた。長生きしてくれ、おやぢ。

 

 

11月某日 行ってきましたソウル。観光資源はないが食べのものはうまい!

 

ウルのリスク学会に参加してきました。現地でお世話になった皆様ありがとうございました。瀬尾は冬の何とか言うドラマのファンでは全くありませんが、それでもソウルは結構気に入りました。食べ物が安くておいしくて(室内)環境がいい。また行きたい。はやくドラマのブームがおわらないかなあ。

 

韓国は紅葉がとても綺麗でしたが昌徳宮はたいしたことなかったです。こんなのが世界遺産なら京都なんか町中世界遺産でしょう。ソウルは観光より食い物だなあ、というのが私の感想。

  

 

8月25日 ぼくの夏休み 2

 

瀬尾は怖い話とか不思議な話とかお化けの話が大好きだ。雨月物語から、柳田國男の遠野物語から稲川淳二までなんでもいい。ただ、国産のものが好みである。キャリーよりもシャイニングよりも貞子のほうが怖い。

 

お気に入りをたった一つ決めてくれといわれれば、迷わず杉浦日向子の百物語 (上) を選ぶ。その怪しい美しさといい、格調の高さといい、見てきた者でなければ語れない妙なディティールといい、傑作だ。

 

最近のお気に入りは廃墟。別に不思議なもんじゃないけどね。オススメは中田 薫の廃墟探訪。 いくつかの物件はちょっぴり怖い。実際行ったらかなり怖いだろう。楽しみである。

 

ところで瀬尾のページに地下があるって気づいてくれてました? (本当の暇人限定サイト)

 

 

8月11日 ぼくの夏休み

 

毎朝WOWOWで1本ずつ昔のルパンVをやっている。一番初めのTV版で、初めは五右衛門なんかもいない。ルパンはその後大ブレイクして劇場版も含めて多くの作品がつくられるが、個人的には、この、一番初めのルパンが一番好き。当時PTAからクレームがついたというだけあってダンディズムが流石におしゃれ。ふじこの声もいいしね。カリオストロとかも悪くはないけど、まあ、子供向きさ。

 

そういえば昔イタリアのホテルでのTVでルパンVを見たな。古いやつじゃなかったけどね。ルパンってイタリア人のメンタリティーにあいそうな気がする。銭さんの声が本人かと思うくらい同じだったので驚いた記憶がある。

 

ルパンの時間に起きて、金田一シリーズ見て就寝。昼間は山に登ってもいいし(暑いのは苦にならないから)泳ぎにいってもいいし、夕方は浴衣で花火を見に行ったりとかね(この夏、ケンゾーの本染めの浴衣を購入。宝塚の花火とてもよかったです。誘ってくれた方、ありがとう)。昨日は、3L玉8.2キロのスイカを購入。鳥取産、700円。

 

だから夏休みって好き (原稿は書いてますよ〜>出版社の方)

 

 

88 旅に便利なリンク集作成

 

   ホテルの予約サイトなど

 

 

7月18 今日のひまつぶしどくしょ

 

浅田次郎の残侠―天切り松 闇がたり〈第2巻〉 集英社文庫2002 (天切り松 闇がたり第二巻)

 

浅田次郎のものは、「ぽっぽや」みたいのよりこのタイプが好き。

清水の小政 −  菅原文太、

目細の安吉 − 中井貴一    

ってキャストでドラマ化されないかなあ。

 

「渡世の仁義は心得ねえとおっしゃったが、よしんば稼業ちげえにせえ、仁義をわきまえた男にあったなァ 久しぶりだ・・・」 と中井貴一扮する目細の親分を眺めて文太の小政が呟くのが聞きたいねえ。

 

 

7月16日 最近のお気に入り

 

うるさい日本の私  中島義道 新潮文庫

 「『優しさ』という名の暴力」「『優しい』人々が住む残酷な世界」などなど。世の中に自分とこんなに嗜好の似ている人間がいるとは思わなかった。

 

 

7月15日  のししの思ひ出

 

トピックスの掲示板管理人の「のしし」が、ストライキ中(か旅にでたか、田んぼの仕事が忙しいか、夏休みなので子供たちの世話が大変か、だ)のようなのでトピックスのトップからリンクをはずしてここにお友達リンクとしておいておくことにする。

掲示板が復活したら、またトップページのリンクを復活させることにしよう。

 

ところで、「のしし」を青学の学生だと思っている人がいるらしい(のしし談。本当?)がとんでもない。「のしし」は泣く子も黙る超一流大学の出身だ。海外滞在経験もないのに、瀬尾よりよっぽど英語なんかもできたりする(本当)。そのため瀬尾とは微妙にお友達じゃない「のしし」である。そんなエリートの(?)「のしし」なのに、関西の片田舎でお米を育てていたりする変り種である。もうすぐ「のしし」と「かかし」の写真がおくられてくるころだ。「のしし」は「かかし」を手作りしているのだ。だから「のしし」の夏は忙しい。

 

のしし、はやくかえってきてね

 

 

7月14日

 

ブログにも書いたが、今回の選挙は与党の敗北というより野党の再編という数字だろう。ところで、本日付日経に、参院選で自民党が大敗していたら、外人が日本株を一斉に売っただろうという記事あり。構造改革路線は(株をもっている)外人からの評価が高いんだなあ。私は参院選前に逃げ遅れていたので、自民党支持者に感謝している。自分はいれてないけどね。理由は脱走米兵の接待に一億円(特別機に豪華スウィートルームって何?) も使った政府に腹を立てていたため。ものには限度あり。そんなところに使う金があるなら、新潟の水害の被害者に見舞金でも送ったらどうか。

 

 

7月5日 最近のお気に入り

 

よく出来たページ↓。書き手のレヴェルが高い。

http://members.jcom.home.ne.jp/pctips/www/BBS/

「仁義なき名無しさん」。「あなたは「自覺なき自閉症患者」となつてはゐまいか。」

とくに 『ネットワークの傳統と禮儀』が秀逸