大分県中津市植野の無職男性(84)方から逃げ出し、行方が分からなくなっていた大型の鳥「エミュー」が28日午前、男性宅から約100メートル離れた田んぼの中に潜んでいるのが見つかり、捕獲された。しかし、移動させるため頭に袋をかぶせたところ、死んだ。
中津署や男性によると、エミューは体高約1.6メートル。午前8時すぎ、取材中の報道関係者が偶然発見し、男性が首にひもを付けて捕獲した。獣医師の立会いのもと、暴れないよう頭に袋をかぶせたところ、ぐったりして死んだ。ストレスが原因とみられるという。
エミューは昨年9月ごろ、愛玩用として山口県内の飼育施設から3万円で購入。扉付きの自宅の車庫で飼っていたが、27日午前8時ごろにいなくなっていることに気づき、中津署に届け出ていた。
=2008/04/28 西日本新聞=