土日の中央線快速は、かなり駅を飛ばすのだ。
高円寺で降りて、環七を北上。
練馬区は豊玉に、その学園はあった。
東門から入る。
ジャグリングや奇術など、中高生とは思えないクオリティのワザを見る。
校内ツアーというのに参加する。
午後になり、娘達は腹がへったようだが、食事事情は良くない。
昔のマニュアルが生きているらしく、膨大な訪問者の数には対応しきれていないようだ。
もっと見たかったが学園を出て、江古田駅近くのファミリーレストランで遅い昼食を摂る。
それから、小竹町のY氏宅に招かれる。
スペースが繋がった豪邸で、くつろぐ。
ニコは、
「この家に住みたい」と繰り返すほど。
2Fのベランダにあぐらをかき、階下の庭を見下ろしながらワインをいただいた。
17:00に辞去し、高円寺までタクシー。
高円寺で降りて、環七を北上。
練馬区は豊玉に、その学園はあった。
ジャグリングや奇術など、中高生とは思えないクオリティのワザを見る。
校内ツアーというのに参加する。
昔のマニュアルが生きているらしく、膨大な訪問者の数には対応しきれていないようだ。
もっと見たかったが学園を出て、江古田駅近くのファミリーレストランで遅い昼食を摂る。
スペースが繋がった豪邸で、くつろぐ。
ニコは、
「この家に住みたい」と繰り返すほど。
2Fのベランダにあぐらをかき、階下の庭を見下ろしながらワインをいただいた。
そこから電車。
西荻で乗り込んできた、スカジャンにダボダボジーンズの、やんちゃ風な若い父親と母親──母親のほうは、落ち着いている感じ。
息子二人と、小さな娘。
母親は、空のベビーカーを押している。
「ベルト買うぞ!」と次男に言っている父親──仮面ライダーのベルトかな。
夕食は何にするのかな。
レストランは、子供用の椅子をちゃんと用意してくれるだろうか。
母親は、空のベビーカーを押している。
父親は吊革にぶら下がったり大声を出したり、騒いでいたので少々閉口したが、日曜日の夕暮れ、幼い子供三人をつれて出かける若い夫婦を、微笑ましくも思う。
夕食は何にするのかな。
レストランは、子供用の椅子をちゃんと用意してくれるだろうか。
降り際、娘を抱いたスキンヘッドの父親と目があったので、
「可愛いね」
「あ、ありがとうございます」
「いくつ?」
「1歳半です」
「おっきいほうのお兄ちゃんは?」
「5歳です」
絶壁アタマのそのお兄ちゃんが、一番苦労をしているように見えていたのである。
ホームに降りると、隣の車両に乗っていた妻と娘らが、近づいてきた。
私が若い父親と話しているのを見た妻が、
「女の子、かわいいから話しかけたの? 見てたよ」
「うん。じつに可愛いな」
若い父親は、俺にも家族がいたことを知って、少しだけ驚いたような顔をしている。
「いまに、すぐに、こんなんなるぜ」と、娘たちに手を差しのべながら、言った。
「あ、はい」
「今が一番だね。幸せそうだ。思いっ切り楽しむといいや」
「はい!」
もっと言いたいことはあったが、駅のホームで、行きずりの相手。
「可愛いね」
「あ、ありがとうございます」
「いくつ?」
「1歳半です」
「おっきいほうのお兄ちゃんは?」
「5歳です」
絶壁アタマのそのお兄ちゃんが、一番苦労をしているように見えていたのである。
私が若い父親と話しているのを見た妻が、
「女の子、かわいいから話しかけたの? 見てたよ」
「うん。じつに可愛いな」
若い父親は、俺にも家族がいたことを知って、少しだけ驚いたような顔をしている。
「いまに、すぐに、こんなんなるぜ」と、娘たちに手を差しのべながら、言った。
「あ、はい」
「今が一番だね。幸せそうだ。思いっ切り楽しむといいや」
「はい!」
もっと言いたいことはあったが、駅のホームで、行きずりの相手。
ほどほどに。
帰宅後、紅円をいざなって買い物にゆき、TOKYU地下で鶏モモや、もやしや、中華麺などを買う。
土鍋に張った鶏モモの中華スープ(塩味)に、玉ねぎ、もやし、ほうれん草を山盛り。
肉と野菜をさらげたところに、固く茹でた麺を投入。
おいしゅうございました。
肉と野菜をさらげたところに、固く茹でた麺を投入。