チューリップ600本切断 警察駆けつけたら実は…2008年04月29日08時32分 28日夕方、宇都宮市元今泉4丁目の駅東1号児童公園でチューリップの花が切られている、と下校途中の女子高校生(15)から110番通報があった。全国でチューリップの花の切断事件が相次ぐ中、「これは一大事」と宇都宮東署が現場に駆けつけた。ところが、まもなく球根に栄養を集めるための手入れの一環であることが判明。騒ぎは1時間余りで一件落着した。
同署によると、通報があったのは同日午後5時ごろ。同署は署長ら幹部も含む約15人が現場に急行。チューリップ約600本の先端部分が切り取られているのを確認した。 しかし捜査の結果、同公園の花壇の管理をしているボランティアの公園愛護会メンバーが、午前中に花の切り取り作業を行ったためだとわかった。同市公園緑地課によると、花のある先端部分を切り取り、茎と葉だけにして放置しておくことで、球根を太らせることができるのだという。 真相が明らかになり、緊迫していた現場は一転、和やかな雰囲気に。市職員は「事件でなくてホッとした」と胸をなで下ろしていた。 PR情報この記事の関連情報社会
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