買いだめ目的か、金属缶に給油し引火
神戸市のガソリンスタンドで、自分で持ち込んだ金属の缶にガソリンを入れていた男が、引火したため缶を放置して逃げました。ガソリン値上げ前の「買いだめ」が目的だったと見られます。 28日午後7時前、神戸市北区のセルフサービスのガソリンスタンドで、白いワンボックスカーの後部座席に積んだ金属製の20リットル缶に男性客がガソリンを入れていたところ、突然、引火しました。男性は缶をその場に放り出して車で立ち去り、火は事務所にいた従業員が消しました。 ガソリンは常温でも極めて引火しやすく、静電気など小さな火花でも簡単に爆発します。消防は、絶対にガソリンを買いだめしないよう呼びかけています。 今回の行為はガソリン税暫定税率が復活する直前の「買いだめ」が目的とみられますが、厳密には男性客は失火容疑、スタンドも消防法違反に問われる可能性があり、警察が調べています。(29日05:44)
|