今月から東備版で「東備ひと往来」という企画をスタートしました。東備地域の小学校区ごとに、ボランティアやまちおこしなどに奮闘する人々を紹介しています。
これまでに海の町・日生西小学区と耐火レンガで栄えた三石小学区(いずれも備前市)を取り上げましたが、まさに多士済々。いるんです、きらりと輝く人たちが。
ジャンボ大根栽培でギネス認定された男性、山陽放送のビデオクラブに通いながら備前の観光PRビデオをつくる八十歳間近の男性、盲目のハンディをものともせず琴を指導する女性、子どもと高齢者が集うサロンを運営する女性らを紹介しました。
皆に共通するのは古里への熱い思いです。人生をおう歌し、自身や地域の未来への夢を語ってくれます。こうした人々が地域を支え、地域に潤いを与えていることをあらためて実感しています。
取材を終えた後は、うららかなこの季節のように、そう快な気分になるのです。赤磐、瀬戸内市、和気、吉備中央町と、瀬戸内沿岸から中山間地まで変化に富んだこのエリアで、これからどんな人材に出会えるか楽しみですし、こんな取材ができるのが支社支局勤務のだいごみでしょう。
殺伐とした事件や政局のごたごたばかりが日々のニュースとなる中、一服の清涼剤になるような連載にしたいと思います。
「おもしろい人がおるで」という読者の皆さん、備前、赤磐、邑久、福渡の最寄りの支局へぜひご紹介ください。 (備前支局・二羽俊次)