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小麦高騰ならコメの粉だ 増産支援へ新法検討

2008年04月29日01時51分

 パンやめんの原料となる輸入小麦の価格が高騰していることを受け、代替原料となる国産のコメの粉(米粉)の増産を促す新法を農林水産省が検討していることが分かった。農家や企業に対する補助金など優遇措置を盛る。国産米の消費拡大や、食料自給率の向上に有効と考えた。

 今夏までに正式に決定する。関連予算は09年度予算要求に盛り込み、法案は09年の通常国会に提出する見込み。

 米粉用のコメをつくる農家や、米粉を使う食品をつくろうとする企業に対し、補助金や設備投資・固定資産の税制面での優遇装置を検討。増産や高品質化をすすめ、米粉の普及をねらう。

 全国農業協同組合連合会(JA全農)も、パンの5%に、米粉を混ぜてもらおうと、大手パンメーカーなどへの働きかけを始めた。

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