浜松市の連続女性暴行事件で強姦(ごうかん)致傷などの罪に問われた同市中区北寺島町、韓国籍の会社員、李正遠(イチョンウォン)被告(34)に対し、地裁浜松支部は22日、懲役18年(求刑・懲役20年)を言い渡した。北村和裁判長は「非人間的で、良心のたがが外れた犯罪傾向。性犯罪に対する抵抗感は鈍磨していて、矯正には相当長い期間を必要とする」と述べた。
判決によると、李被告は06年10月~07年3月、市内の民家に侵入するなどして当時15~33歳の女性8人を暴行するなどした。
判決では、15歳の少女に対する事件では、李被告が「強姦までしてはかわいそうだ」と考えて、自主的に暴行をやめたとする弁護側の主張を認めた。【平林由梨】
毎日新聞 2008年4月23日 地方版