高円寺で降りて、環七を北上。
練馬区は豊玉にその学園はあった。
ジャグリングや奇術など、中高生とは思えないクオリティのワザを見る。
校内ツアーというのに参加する。
昔のマニュアルが生きているらしく、膨大な訪問者の数には対応しきれていないようだ。
もっと見たかったが学園を出て、江古田駅近くのファミリーレストランで遅い昼食を摂る。
スペースが繋がった豪邸で、くつろぐ。
ニコは、
「この家に住みたい」と繰り返すほど。
2Fのベランダにあぐらをかき、階下の庭を見下ろしながらワインをいただいた。
お母さんは空のベビーカーを押している。
降り際、娘を抱いたスキンヘッドの父親と目があったので、
「可愛いね」
「ありがとうございます」
「いくつ?」
「1歳半です」
「おっきいほうのお兄ちゃんは?」
「5歳です」
絶壁アタマのそのお兄ちゃんが、一番苦労をしているように見えていたのである。
私が若い父親と話しているのを見た妻が、
「かわいいから話しかけたの? あっちから見てたよ」
「うん。可愛いな」
若い父親は、俺にも家族がいたことを知って、少しだけ驚いたような顔をしている。
「すぐに、こんなんなるぜ」と、娘たちに手を差しのべながら、言った。
「あ、はい」
「今を楽しんでね」
「はい」
帰宅後に紅円と買い物にゆき、TOKYU地下で鶏モモや、もやしや中華麺などを買う。
土鍋に張った鶏モモの中華スープ(塩味)に、玉ねぎ、もやし、ほうれん草を山盛り。
肉と野菜をさらげたところに、固く茹でた麺を投入。
おいしゅうございました。
肉と野菜をさらげたところに、固く茹でた麺を投入。