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大日本印刷、松下電器産業向け液晶カラーフィルターの工場を建設へ
大日本印刷は、松下電器産業が兵庫県姫路市に建設を予定している液晶パネル工場の敷地内に、同社向けの液晶カラーフィルター工場を建設する方針を固めた。基板サイズ第8世代(8G)向けで、投資額は300億―400億円になる見込み。生産にあたってはインクジェット方式を採用する。シャープが堺市に建設している新工場に続き、今後、松下の姫路工場向けでも関連部材メーカーの投資が活発化しそうだ。
大日印、シャープなどパネルメーカーや材料、装置メーカーなど20数社は産学官による液晶材料の製造技術会社「フューチャービジョン」を共同で設立しているが、松下は参加していない。このため大日印は、今回は機密保持の観点などから、シャープ亀山第2工場(三重県亀山市)で行っている同一の建屋内での「インプラント」生産を採用できない見通し。松下の工場敷地内に別の建屋を設けて生産する。
(掲載日 2008年04月28日)