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【経済】

純利益22年ぶり最高更新 松下電器、海外販売が好調

2008年4月28日 17時25分

 松下電器産業が28日に発表した2008年3月期連結決算は、純利益が前期比29・8%増の2818億円となり、1985年度以来、22年ぶりに過去最高を更新した。アジアや欧州を中心に、薄型テレビなどデジタル家電の販売が引き続き堅調だった。

 売上高は子会社だった日本ビクターが連結対象から外れたため、0・4%減の9兆689億円。ビクターを除いた実質ベースでは約4%の増収だった。

 薄型テレビの販売台数は約750万台。液晶パネルの調達難などで当初計画の900万台に届かなかったが、販売金額では約16%増の約8885億円を確保した。

 09年3月期は、為替の大幅な円高の影響を販売増などで補い、売上高が1・4%増の9兆2000億円、純利益が10・0%増の3100億円と増収増益を見込む。

(共同)
 

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