レジームチェンジ反対

2008年04月24日

砂上の幻に吹く風

動機がどうあろうと、このような結果を招くものは、結局「悪かった」といわなければならぬ。しかし、どこが悪かった? 己のどこが? どこも悪くなかった。己は正しいことしかしなかった。強いていえば、ただ、「我あり」という事実だけが悪かったのである。

径万里兮度沙幕
為君将兮奮匈奴
路窮絶兮矢刃摧
士衆滅兮名已
老母已死
雖欲報恩将安帰

中島敦『李陵』より


誰も

謝罪要求などしていない

わたしがそう「思った」だけ

誰も

敵対視などしていない

わたしがそう「思った」だけ

誰も

消え失せろなどと言ってはいない

わたしがそう「思った」だけ

だれひとり責任は取るな

俺がすべて悪いんだ

すべては俺の独善

そんな男の書くブログなど

見るな




そう

俺は仲裁などしようと思わなかった

怒りにまかせて牙を剥いただけだ

もう何も言うな

誰に言われなくてもそんなことは

わかってるよ




宴は終わった

今はただ

この砂をなでる涼しい風とともに

沈黙の塔をさして行こう
posted by gon at 06:15| Comment(7) | TrackBack(1) | つれづれなるままに
この記事へのコメント
gon様

初めて書き込みさせていただきます。gon様のブログの愛読者で、もうかなり長いこと(gon様がしばらく更新されていなかった時も)足しげく通っていたものです。このたび、初めてコメントさせていただきます。書き慣れないため、要領を得ない文章となってしまいそうですがご容赦下さいませ。

gon様がブログをおやめになってしまわれるということを悲しんでおります。けれど、読み続けて来た読者まればこそ、なぜgon様がそうしようと決められたのかも理解できます。一連の(といっても、果たしてどこまれ遡ればよいやら)難儀な出来事に、空疎な言葉のやりとりにどれほど皆様が(読者も)消耗したか、言葉が一人歩きするようなネットの世界で「言葉を交わすこと」をとおして「心を通わせること」が、少なくとも「政治ブログ」という場所においては、、、「正しいこと」「〜である(正論による断定)」という轍に踏みつぶされることを知りました。

言葉の限界を、むしろ言葉の負の側面や暴力(『正論』というものにおいて、これほどの)に拉がれる心地は、内省的な性格の持ち主にはどこまでも苦しく、そして正義凛たる他罰的な性格の持ち主にはどこまでも使い出のある武器たりえるということのしんどさ。もの言わぬ読者でありつづけるつもりでしたが、gon様に、そして水葉様に思いをいたす一人として、書かせていただきました。

対話は、理解できないものに向かい合おうとする姿勢(少なくともそ若干の心意気)を持たない相手とそれを試みようとするとき、どこまでも命削り節を歌い続けることになってしまう。gon様の声が枯れて尽きてしまうことを読者としておそれます。だから今は沈黙を選ばれても、またgon様の心の歌を聞かせて下さい。待っています。
Posted by 愛読者 at 2008年04月24日 11:00
gon様、はじめまして。初めてコメントさせていただきますが、私も愛読者の1人です。

このたびの一連の出来事には、自分でも気づかないうちに関わってしまった者です。

私の場合は、ずっと以前に某ブログに書き込んだコメントが、自分の意図とは全く違う形で、別のブログで攻撃的に取り上げられている事を人から教えられ、誤解を与えた事をお詫びに参じたところ、また叱られてしまって。何が何だかわらかずに、唖然呆然として立ち竦むだけでした。

そんな不毛な論争や、どんどん殺伐としていく世界を見たくなくて、ネットでの活動を一切やめてしまおうと思っています。

愛読していたブログが閉じられるのを、ただ傍観しているだけの自分が悲しかったから。切なくて、空しかったから。
そしてまた、大好きだったブログが目の前で閉ざされようとしている…
弱い私には、もう耐えられそうにありません。
しばし、血の通ったリアルな世界に戻り、暖かい人と人の繋がりの中でエネルギーを充填して、いつか戻れたら戻ってきたいと思います。

gon様も、いつかきっと戻ってきて下さい。
待っている人が大勢いらっしゃるのだから…いつまでも待っている方達が大勢いらっしゃるのだから。そして、新しい世界を創りましょう!!
Posted by 40代のオバサン at 2008年04月24日 17:51
40代のオバサン様
まきこんでしまい、本当に申し訳ありませんでした。私が浅はかだったと思います。
あなたのような方が傷つけられるのがいちばん理不尽で嫌だと思ったのに、かえって傷つけることになってしまいました。
ただただおわびするしかありませんm(_ _)m
Posted by えあしゃ at 2008年04月24日 21:49
えあしゃ様

とんでもないです!!
こちらこそ、ごめんなさい!!

あれから私も、色々なエントリーやコメント欄を読ませていただきましたが
あなたの言葉から伝わってくる優しさに、心打たれ、何度も微笑をいただきました。
私と同じように感じる方が、少なくともお1人はいらっしゃったと、嬉しかったのです。

お玉様のところに最初に書き込みした私のコメントは、決して誰か特定の方に向けたものではなく、
コメント欄が全体的に刺々しい言葉の応酬になってきたことがたまらなくなって、
つい発してしまった言葉でしたが、今思えば思慮が足りなかったと反省しています。

私が一番がっかりしたのは、お詫びに参上した先で、お詫びした相手の方ではなく、
別の方から(私にとっては意味不明の)お叱りを受けたことでした。
できればブログ主様から、直接のお返事をいただければ、それほど傷付くことはなかったと思います。

えあしゃ様には、感謝しております。これが本当の正直な気持ちです。
かえって、お気を遣わせてしまったことをお詫び申し上げます。

でも、こんな風に呼びかけて下さって、とても嬉しいです。ありがとうございます。
Posted by 40代のオバサン at 2008年04月24日 22:23
gon様

先程は、えあしゃ様へのお返事に
場所をお借りした事を、お断りせず
申し訳ありませんでした。

また読みたいなぁ…
水葉さんの文章、gonさんの文章…
もう読めなくなるなんて、やっぱり
ネットをやめたくなります。(涙)

何度もお邪魔しました。
Posted by 40代のオバサン at 2008年04月24日 22:56
ごんさん、軒先をお借りします。

40代のオバサン、一連のコメントずっと見てました。関われなくて、ゴメンなさい。

gonさんにもえあしゃさんにも40代おばさんにも・・・
全く関係のない、別の人の為に書いたTB記事ですが、良かったら読んでみてね。

Posted by お玉 at 2008年04月25日 08:16
gon様
また場所をお借りします。m(__)m

>お玉さま

ありがとうございます!
心が軽くなった気がします!!
ずっと見守って下さっていたことに
心から感謝します。

昨日はちょっと絶望的になってしまって…
(また、大好きなブログが閉じられる気配を感じて)
感情的な言葉を書き連ねてしまってごめんなさい。
ネットの上にもたくさんの愛や思いやりがあるってこと、
私は忘れていたようです。

皆さん、本当にありがとう。
Posted by 40代のオバサン at 2008年04月25日 12:29
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