やっちゃいました(テヘ) 


朝イチで47へ。
今日は数年前から考えていたプロジェクトを。
それと兼用靴とLaboratorismの新製品の試作品の最終テスト。
ということで、春なのに(柏原芳恵・作詞作曲中島みゆき)、ファットなH112+Dukeで出動。
TLTを知ってしまった身としては片足2kgの重りを付けてる気分・・・。
ゴンドラ始発は8:10。
が、その後の接続が悪く、次のリフトが動くのは8:40。
だったらコーヒーでも飲んでくりゃよかった。
プンスカ。
で、ゲレンデトップ出発9:10。
無風快晴。
朝なのにもう雪グズグズー。
30分で一ノ背髪。
試作品の効果絶大いいいいい!
1時間で小遠見。
2時間で大遠見先。
3時間で五竜山荘。
風がないから暑いんだよ!
って、身体冷やす技を忘れてた。
反省。
兼用靴はちょっとサイズが大きいので、踵が浮いちゃう感じで見事にマメできた。
が、インナーをギチギチに締めて、甲はフリーにして、脛のバックルをちょっと締めたらいい感じ。
次回は靴下1枚足そう。
グサグサ雪でアイゼンいらない感じだし、ズボズボ埋まるのが目に見えてるので、稜線を避けて黒部側をトラバースして、最後の沢地形を詰めたら一気に五竜山頂直下に。
えっと、武田菱ってこの辺だっけ?
よーわからんから、ピッケル出してグサグサ雪壁を登って五竜山頂へ。
ゲレンデトップから4時間ちょうど。
んー、行きに撮った写真と全然地形が合わない。
武田菱はどこ?
ま、適当に滑っちゃえw。
ということで、それらしきところを疑いながら滑ったけど、やっぱり全然違った。
つか、すげえ広くて、上部は非常に快適な40度強ザラメ。
下部はデブリ地獄というか、自分が起こした湿雪スラフでずーっと雪崩河。
一度は深さ1mもある縦溝に板刺さってコケて、板が抜けずに苦労してたら、上から湿雪雪崩が!
やべ、埋まる!
瞬時にビンディングを外して、とりあえず身体だけ避難。
雪崩おさまってから、板を発掘。
刺さってるから流されなかったわw。
その先もクラックとデブリと湿雪スラフでほとんどターンできず。
というか、兼用靴がちょっとルーズな感じで、足の動きに追従してくれない感じ。
サイズが合ってないし、何にもいじってないからなあ。
なんとかシラタケ沢ボトムに。
んー、改めて地形確認すると、これB沢じゃね?
かつて鹿島槍北壁Doze in heavenを滑ったときにアプローチに利用した記憶が。
なんとも悪条件でリピートしてしまった・・・。
しかも、あのときはわざわざ狭いシュート選んで滑ったもんなあ・・・。
6年経ってレベル落としてどうするよ・・・。
冷静になって写真をよくみれば、武田菱のあるピークと五竜本峰が遠近法マジックで見事にかぶってやがる!
騙された!
プラス、トラバースしたのがよくなかった。
地図は、見てもどうせ岩岩だろっと思ってほとんど見なかったのが失敗。
ま、帰ろう。
と、その前にSnowclawのテスト。
って、これ普通のスコップより掘るの全然早いじゃん!
ビックリ。
ま、グサグサザラメだからってのはあるけどね。
硬い雪はどうだろか。
今度朝方に掘ってみるか。
で、改造したスノーソー部分はかなりナイスな切れ味。
よろしい。
さて、登り返し。
シラタケ沢から西遠見に直接登り上げる尾根を。
って、ここちょうど直射日光面で、グサグサ濡れ雪が15cm。
これが歩くたびに点発生というか、スキー板長発生の湿雪雪崩を起こす。
1歩毎にズサー。
で、斜度があるんで、沢のボトムまで止まらないサイズ2。
ああ、ソロでよかった。
誰かいたらこのラインで登るのは無理だろ、JK(常考)。
基本谷足から雪崩れるので、山足とストックで踏ん張って止める感じ。
滑ったらアウト。
かなり神経使いながら1歩1歩命がけ。
やっと西遠見。
ここからは滑り。
スキーって早ええなあ。
で、中遠見の登り返しが地獄。
ツボ足だと時々腰まで埋まる。
しかも板重いし。
シール付ければ良かった・・・。
いや、板ザックに付ければ良かった・・・。
中遠見からはスイスイ。
小遠見は登り返さず水平トラバースすると上手く巻けまっせ。
後は快適に滑って、ゲレンデ合流。
つか、今やベースまで滑れるスキー場は47のみでしょ。
さすが北面。
で、滑っていったら、ちょうど圧雪してるところで、圧雪後のグルーミングバーンを反則的にファーストいただいてしまいました。
ゲレンデ最高!
ベースまでかっ飛ばしていったら、最後でパトに捕まるw。
16:40の営業時間終了後に滑るのはやめてほしいとのこと。
ウインチ張って圧雪するらしいので、それが外れて当たると即死らしい。
どうしても遅くなる場合はゲレンデトップからスキー場に電話して欲しいと。
ま、そりゃそうでしょう。
仰るとおり。
圧雪のおかげでベースまで滑れるんで、スキー場サマサマです。
次回はもうちょい早く降りられるように努力します。
つか、電話します。
多分間に合わないからw。
ということで、累積標高差は登り1800m、滑り2600m、距離18.2kmでした。
地形判断で1時間くらいウロウロ無駄にしてるけど、時間は8.5時間ですか。
あー板重くて疲れた。
つか、太いシールが水吸って重いのよね。
って、結局武田菱プロジェクトは全く手つかず。
むむう。
夕方無事ディナフィットのヒールピースのベース部品を受け取れたので、明日はTLTで再チャレンジかな。
今回の反省点は、
・服は1着減らせた(置いていこう)
・雪でもっと身体冷やすべし(汗は無駄!)
・板が重い(明日は軽いよ軽いよ)
・アイゼンは使わなかった(明日もバカっ晴れだけど、TLT用のクトーがないからなあ)
・日焼け止めが弱い(強いの買った)
あ、兼用靴は限界までバックルを締めるとさすがにルーズさは解消できた。
が、やっぱりちょっと柔らかいかな?
クイック感に欠ける感じはあるなあ。
って、ギチギチに締めないとダメなのをダメブーツというんだけど、ま、今回のはサイズが合ってないからねえ。
そりゃアルペンブーツのトップモデルと比べちゃ酷かw。
しかし、登りでは歩行モードの利点って感じないのよね。
滑降モードにして歩いても変わらないし。
逆に平地・下り歩きだと歩行モードは有用。
ビブラムもそこで活きるしねえ。
やっぱ春用やね。
ま、TLT対応ブーツが兼用靴しかないんだから、仕方ないけどね。
やっぱ作るか!
TLT対応アルペンブーツ!
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