【ニューヨーク=池松洋】ソフトウエア最大手米マイクロソフト(MS)によるインターネット検索2位米ヤフーに対する買収提案は、MSが26日までとしていた合意期限内に決着しなかった。
MSは月曜日以降にヤフーに対する新たな方針を発表する。MSは今月5日、ヤフーに対して提案受け入れ期限を「3週間以内(26日まで)」と通告した。しかし、ヤフーは「(2月1日にMSが発表した総額446億ドルの)提示額は低すぎる」と拒否したままで、時間切れとなった。
MSはヤフーが提案に合意しない場合ヤフー株主の「委任状争奪戦(プロキシー・ファイト)」に踏み切ると警告していた。米アナリストには「駆け引きの末、買収額の見直しなどMSが新たな条件を提示して買収が実現する」との観測も出ている。
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