「ドリフト族」高校教諭を逮捕、交差点で高速Uターン
車を高速で横滑りさせてUターンしたとして、大阪府警住之江署は27日、府立藤井寺工科高校教諭の安井隆之容疑者(26)(大阪府八尾市)を道路交通法違反容疑で現行犯逮捕した。猛スピードで危険な方向転換を繰り返す「ドリフト族」の警戒中だった。安井容疑者は容疑を認め、同日中に釈放された。ナンバープレートを外した改造車を運転しており、同署は道路運送車両法違反でも調べる。
発表によると、安井容疑者は27日午前1時半ごろ、大阪市住之江区の大阪南港で、高速で車の後輪をスリップさせながら転回禁止の交差点をUターンした疑い。調べに「車を横滑りさせて走るのが楽しく、南港でこれまでにも3回練習した」と供述したという。
車高を下げたマイカーの国産スポーツカーを運転。前部のナンバープレートが付いておらず、後部のプレートも粘着テープでナンバーを見えなくしていた。
府教委によると、安井容疑者は昨年4月に採用され、同校に赴任。担当科目は「工業」で、勤務態度に問題はなかったという。府教委は「本人から事情を聞き、厳正に対処したい」としている。
(2008年4月28日 読売新聞)