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聖火リレー:ソウルで投石合戦 中国人留学生と反対派

 【ソウル中島哲夫】北京五輪の聖火リレーが27日、ソウルで行われた。チベット問題や中国に脱出した北朝鮮住民の強制送還などを理由に抗議行動に出た各種市民団体と、韓国在住の中国人留学生らが投石合戦に至るなど、衝突や摩擦が相次いだ。

 聖火は27日未明、中国のチャーター機で仁川国際空港に到着。同日午後2時(日本時間同)過ぎから同7時にかけて、88年夏季五輪ゆかりのオリンピック公園からソウル市役所前広場まで二十数キロの区間で80人余りがリレーした。韓国警察当局は8300人を投入して厳戒態勢を敷いた。

 出発・到着地点とコース沿道の主要ポイントは、主に赤いシャツなどを着た中国人の人波と大小の中国国旗で埋まり、ソウル市民や観光客を驚かせた。

 聯合ニュースによると、聖火リレーの出発式後間もなく、付近で反対派のデモ隊と中国人留学生らのグループが非難合戦となり、ペットボトルや石、角材の投げ合いに発展、新聞社カメラマンが巻き込まれて負傷し病院に運ばれた。

 ソウル市役所前広場では午後4時過ぎ、「チベット・フリー(自由)」と書いたTシャツを着ていた米国人とカナダ人の数人を中国人グループが取り巻き、近くの建物の石壁に押し付けたり中国旗の旗ざおで殴るなどして、少なくとも1人に打撲傷を負わせた。

毎日新聞 2008年4月27日 20時44分(最終更新 4月27日 22時47分)

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