道路を問う
道路建設と巨額財源、そのあるべき姿を考える
【社会】“新”ドクターカー導入 岐阜県立多治見病院2008年4月27日 07時18分 医師が「緊急車両」の指定を受けた一般車で災害や事故現場に駆けつける「ドクターカー」を、岐阜県立多治見病院(多治見市)が全国に先駆けて導入する。6月中旬に車1台が搬入され次第、県警に緊急車両を申請し、7月にも稼働させる。 ドクターカーは、災害や事故現場で一刻も早い医師の手当てが必要な場合、パトカーや救急車と同様の赤色回転灯などを装着して現場に急行。患者を搬送する機能は持たないが、一部の手術器具や検査装置などを積み、到着時間を短縮して救命率を上げる。 同病院で救急を担当する医師8人のうち、夜間に自宅待機する1人がドクターカーで帰宅し、要請があれば病院に寄らずに自宅から現場に直行する。医師の現場到着時間が最大30分は短縮できるという。 ドクターカーは25日に公布・施行された道路交通法の改正施行令で、緊急自動車の指定対象に追加された。医師は従来、救急車に同乗するか、パトカーの先導に頼るしかなかった。 個人病院に急患が運び込まれ、大規模病院に転送する際、かかりつけ医が救急車に同乗する場合も多いが、ドクターカーで駆けつけた医師が引き受ける。多治見市医師会の水野哲郎会長は「医師会としても心強い」と話す。 (中日新聞)
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