ツカサネットメンバーって何?
write article register/mypage login/logout
2008年 (平成 20年) 04月27日 (日曜日) ようこそ ゲスト さん
記事を検索:
 
ツカサTOPページへ!
 
2008/04/27

今日曇り時々晴明日曇りのち晴れ

2008/04/27 08:45

川又三智彦の経済情報
エンタメ
テレビ・芸能
映画・音楽・本
漫画・アニメ・ゲーム
ツカサオーディション
その他
ポイントランキング
顰見倣 (19800PT)
佐伯 剛 (18500PT)
みみなでしこ (16400PT)
冴羽涼 (13800PT)
ユミコ (11800PT)
ランキングTOP10へ >
今日のアクセス ランキング
ラルク新曲は三島由(1553)
ラルク日本人史上最(777)
YOUTUBEでラ(670)
あなたは、これでも(309)
人気歌手「炎上」・(295)
恋愛報道に見るジャ(213)
『笑い』と『音楽の(202)
なぜラルクと浜崎あ(169)
「セカイを切り開け(149)
【地域振興大作戦】(101)
契約ネットメンバー一覧
殿堂入り記事!
今月の殿堂入り記事最新!
過激な写真サイトはどうに
2008.02.01
ジャニーズスキャンダルに
2008.02.01
浦和と巨人 何がちがう?
2008.02.01
橋下弁護士大ピンチ!懲戒
2008.02.01
江原啓之氏の奇々怪々
2008.02.01
ツカサコンテンツ新着!
ツカサがお届けするコンテンツの最新投稿を紹介!
ツカサブログ最新投稿

やさしい町。
2008/04/26 美苗。

★広島、呉の商店街から、
2008/04/25 ツカサ社長川又三智彦

4/25(金)経済情報
2008/04/25 ツカサ社長川又三智彦

4/24(木)経済情報
2008/04/24 ツカサ社長川又三智彦

かわいい!ドアラちゃん。
2008/04/23 山野内真由
キャバイク最新投稿
1セット 瞬き忘れて
2008/04/20
アフターなし 今夜も街
2008/04/20
水商売 キツネとタヌキ
2008/04/17
モテるのは 貴方じゃな
2008/04/17
お金持ち またはずれて
2008/04/17
「心に感じる言葉」最新投稿
ゆるっとふぁいとでりらっ
2008/04/13
「人の為」と書いて「偽」
2008/04/11
今出来なくてもいい。
2008/04/09
「大変」な時を乗り越える
2008/04/09
誰の話にも必ず宝物はある
2008/04/09
ご案内
ツカサネット新聞の会員になれば記事の投稿が出来るよ!
ツカサネット新聞とは?
新規登録

登録会員メニュー
ログイン
記事を投稿する
ツカサインフォメーション
 
livedoor ツカサネット新聞はYahoo!ニュース、
livedoorニュースに記事提供をしています。
HOME > エンタメ > 映画・音楽・本 > 記事
ラルク新曲は三島由紀夫『金閣寺』の影響か
GET 700pt コメント数:0件 | アクセス: 26631件
02月20日18時17分配信
2008年4月2日発売予定のラルク アン シエルの新曲『DRINK IT DOWN』は殺伐として破壊的な雰囲気がありながらも、サビで飛翔する爽快な構成を持つREAL・SDI系の快作である。

REAL・SDI系とは何か。『REAL』とはラルク8枚目のアルバムで、1曲目『get out from the shell』、2曲目『THE NEPENTHES』に代表されるように、どこか狂気に満ちた危険な香りのする破壊的でありながら美しさを兼ね備えているアルバムだ。5曲目『LOVE FLIES』は「翼よ高く君に届け」とあるように飛翔感のあるロックナンバー、「浮かぶ雲のように誰も僕をつかめない」とある7曲目のドライブ感のある『STAY AWAY』、「さよなら重力、僕は自由だ」と叫ぶ壮大で神秘的、宇宙的なロックバラード11曲目『ALL YEAR AROUND FALLING IN LOVE』と破壊的でありながらも美しい曲が続く。SDIとは『REAL』後に発表されたシングル『Spirit dreams inside』のことで、REAL路線を受け継ぎ、殺伐としてグランジ臭漂う、けだるく歌い上げるメロと、爆発的に広がる宇宙的なサビが特徴の曲である。

ラルクは『DRINK IT DOWN』リリース前の2007年11月に『KISS』というカラフルなポップアルバムを発売している。1曲目『SEVENTH HEAVEN』では勢いのあるダンスロック、3曲目『MY HEART DRAWS A DREAM』では美しくキラキラした爽快なポップソング、7曲目『DAYBREAK’S BELL』はゴシック的でダークかつ激しいロック、11曲目『雪の足跡』は幻想的なバラード、12曲目『Hurry Xmas』はジャズ的なクリスマスソングと『KISS』はカラフルなポップアルバムとなっている。では何故『KISS』というカラフルなポップアルバムの後に、REAL・SDI系の殺伐とした破壊的なロックである『DRINK IT DOWN』をラルクは発表したのだろうか?

カラフルで完璧なまでのポップアルバムを作った後に殺伐とした退廃的なロックに転向したのはこれが初めてではない。ラルクには1996年に発表され初のミリオンセラーを達成したアルバム『True』という金字塔がある。あらゆるインターネットのラルクのアルバム人気投票で常に1位に輝いている普及の名盤だ。例えばmixiにあるラルク最大のコミュニティーのラルクアルバム人気投票でも『True』が1位を獲得している。殺伐としたロックの多い『REAL』とは対照的に、『True』は幻想的でカラフルなポップアルバムである。キラキラと光り輝く、美しいポップソングが多い。切なく疾走する4曲目『flower』、8曲目『風にきえないで』、クリスマスソング9曲目『I WISH』、幻想的なファルセットコーラスが心地よいバラード10曲目『DEAREST LOVE』などすべての曲がキラキラとポップな質感で輝いている。

ラルクはこのような幻想的でポップアルバム『True』を出した後のアルバム1998年『HEART』、1999年『ark』『ray』、2000年『REAL』の流れは、だんだんポップさは影を薄め、退廃的で破壊的なロックの度合いを増していったのだ。特に『REAL』は上記のように退廃的でありながら美的な完璧なまでのロックアルバムに仕上がっている。

ではなぜ彼らは1996年『True』を出した後に徐々に破壊的なロックになっていき退廃的なREAL・SDI系になっていったのか?なぜ彼らは2007年『KISS』のあとのシングル『DRINK IT DOWN』が退廃的なREAL・SDI系に転向したのか?とりあえず比喩として述べておくならば、ラルクにとって『True』や『KISS』等のポップアルバムは、三島由紀夫の小説世界の中で金閣寺が担っていた場所を占めているのである。


三島由紀夫の初期の傑作のひとつ『金閣寺』は、社会学者・大澤真幸が指摘するとおり、極限まで美的でありながら、危険な香りのする深い謎を有する作品である。主人公の僧侶は金閣寺をこの世の中で最高の美とみなしている。彼はあらゆる美しいものを「金閣寺のようだ」と形容するほど、金閣寺という建築物を崇拝している。しかし、それにもかかわらず、その僧侶は、最後には金閣寺を放火してしまう。金閣寺の美は、その炎上、その完全なる破壊においてこそ完成されるはずのものとして、描かれるのである。この世において最高の美を体現しているはずの建築物は炎上という破壊的な結末によってこそ、完成するのだ。

ラルクの最高の美を体現しているポップアルバムも、その後の破壊的なロック、REAL・SDI系のロックを出すことにより完成するのだ。三島由紀夫が『金閣寺』の中で、最後に金閣寺を炎上させることによって、その美を完結させたように、ラルクも『True』や『KISS』などの完璧なまでに美的なポップなイメージを破壊するかのように、ロック路線、『REAL』や『Spirit dreams inside』、『DRINK IT DOWN』のような退廃的なロックを発表することによって、その美を完結させるのだ。

大澤真幸によれば数学も、破綻によってこそ、その存在価値を獲得しているという。数学は、外在する世界から独立の度を高め、完全性を徹底させるとかえって自ら破綻へと導かざるを得ない。数学的な一貫性の涯には、不可避の乱調があるのだ。このことを示す典型的事例として集合論がある。よく指摘されているように、現存する数学は数合論を基礎に展開することができるので、集合論は数学の基礎であるような数学である。

しかし、カントールは、そしてまたはラッセルは、集合論による対象把握を徹底させると、逆にそこに包摂できない矛盾に遭遇してしまうことを発見してしまった。これは、彼ら自身まったく意図していなかった帰結である。この事実は、金閣寺が究極的には全面的な破壊によって焼失しなくてはならなかったということに類比させることができるだろう。破綻が数学にとって不可避であったのと同様に、焼失は金閣にとって宿命だった。

そしてポップアルバムである『True』や『KISS』の後に破壊的なREAL・SDI系ロックを出すことはラルクにとって必然だった。さらに注目されることは、数学そのものが、総体として、むしろこのような乱調、このような破綻にこそ依存して、その対象を確保しているように見えるということである。

例えば破綻を回避して集合論の領域を縮減すれば、数学を基礎づける集合論の肝心の能力までもが奪われてしまう。あるいはまた、現代の数学にとって、さまざまな水準における無限は、失うことのできない本質的な対象だが、それは単一の操作に対してはもちろんのこと、その単純な加算的な和としてあるような複数の操作に対しても、原理的に現前することができない。無限が可能なのは、まさに単一の操作が、それ自身のうちに差異への参照を含んでいるから、つまり他者性へと開かれているからである。

このような数学的事実は、金閣寺の美が、真の意味で確立されるのは焼失においてであるという小説上の必然に対応しているだろう。このような数学的事実は、ラルクポップの美が、真の意味で確立されるのは、その後のREAL・SDI系を出すことによるポップイメージの焼失においてであるという彼らの音楽的転向に対応しているだろう。

ラルクはポップアルバム『True』の次のアルバム『HEART』のツアーで「Tour'98 ハートに火をつけろ!」というタイトルのツアーを行っている。またポップアルバム『KISS』発売前のツアーで「Are you ready? 2007 またハートに火をつけろ!」というタイトルのツアーを行っている。

ポップアルバムを発売する前後にラルクは「火をつける」という三島由紀夫の『金閣寺』の中の金閣寺炎上をモチーフにしたかのようなツアーを行っているのだ。三島由紀夫の『金閣寺』は、完璧なまでに美しい金閣寺を、炎上させることによって美を完結させた。ラルクも同様に完璧なまでのポップアルバムを発表した後、自らに「火をつけ」、破壊的なロックを発表することによって美を完成させたのではないだろうか。



■参考文献
大澤真幸『恋愛の不可能性について』ちくま学芸文庫




記事ID A11267 Yahoo!ブックマークに登録Yahoo!ブックマークに登録
この記事の記者:村上 哲也[ 13]
批評家。独自性・知的水準の高い文章、森羅万象を繋ぎ合わせる批評が芸術作品にもなり得ることを示す。
この記事が良かったと思ったらグッドポイントをクリック!
現在: 45point
同カテゴリ最新記事
『錦糸町ブルース』−故川内康範氏に捧ぐ− 04月23日18時08分配信 + (記者: 佐藤鴻全 )
【映画】金城武主演『Sweet Rain〜死神の精度』 04月21日15時44分配信 + (記者: zuenmei )
映画『フィクサー』は『捨て身の生き方』を選ぶ 04月20日13時53分配信 + (記者: Ryoko_O )
3人の歌姫の2008年 04月20日12時41分配信 + (記者: waterplace )
なぜラルクと浜崎あゆみは全世界を魅了するのか。 04月19日13時05分配信 + (記者: 村上 哲也 )
写真記事新着イメージ | イメージ一覧へ
ツカサコンテンツ最新情報・投稿大募集中!
あなたの心に感じる言葉募集中!
『心に感じる言葉』 最新投稿

「ゆるっとふぁいとでりらっくす」
みんなで詠もう詠まれよう!
夜の俳句 『キャバイク』 最新投稿

「1セット 瞬き忘れて ドライアイ」
この記事についてコメントする
★コメント投稿にはマイツカサ登録が必要です。マイツカサ登録はこちらから!
※規約をご確認いただき、チェックボックスにチェックをして「コメントを投稿する」ボタンを押してください。
投稿者
マイツカサでのご登録名を表示。(記者登録されている方は記者名表示します。)
タイトル
本 文
私は規約(コメントの投稿について)を遵守しコメントを投稿します。
この記事へのコメント一覧
コメント 0件中 1件〜0件 を表示
コメント 0件中 1件〜0件 を表示
 
おすすめグルメ記事新着!
ポイントGETまでもう少し!
2008/04/25 11:49:00
投稿者:某記者
2008/04/25 10:56:00
投稿者:未成年of株
経営者向けビジネス情報新聞
インタビュー,特集,記事,
★クチコミで11時間で50万PVを記録した話題作。財閥の娘早美と、貧しい書生の賢治は、身分の違い超えて愛し合ってしまった。
川又三智彦SNS公式日記
新着日記
ツカサSNSで出会い広がる!
セミナー開催!
5月22日(木)
昭和30年代村
スペシャルセミナー
■ゲスト講師 
堀 信一 氏
昭和30年代へタイムスリップ
昭和30年代。
古き良き時代へ
昭和30年代村
 
 
http://www.222.co.jp/nnm/
最近のわんわんわん 最近のにゃんにゃんにゃん
最近のにゃんにゃんにゃん
ネコ鍋
最近のわんわんわん
犬ヒートアップ!

 
Copyright (c) 2008 Tsukasa NetNews and Tsukasa Downtown Development Co., Ltd. All Rights Reserved.
ツカサネット新聞に掲載の記事・写真の無断転用を禁じます。全ての内容は日本の著作権法並びに国際条約により保護されています。