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「お産再開は早期に」 町議会全員協で邑智病院長方針 '08/4/26

▽態勢再構築急ぐ

 ほぼ五年ぶりに五月一日から産婦人科の医師が常勤することになった公立邑智病院(島根県邑南町中野)について、邑南町は二十五日、町議会全員協議会で報告した。石原晋院長は「お産再開はできるだけ早期にしたい」との方針を示した。

 赴任するのは熊本県出身で今春、福岡県の病院から島根大医学部に移った荘田恭仁医師(52)。邑智病院を志望し、長期的な勤務を望んでいるという。石原院長は「県内を旅して特に邑南町が気に入り、人間らしい暮らしをしながら地域医療に貢献したいと考えた、と聞いている」と志望理由を明らかにした。

 二〇〇三年七月以来、受け入れていなかったお産の再開について、石原院長は「設備は立派なので、看護師などのスタッフ態勢の再構築を進めていく」と述べた。採算面では「邑智郡の出生数だと少々の赤字は見込まれるが、郡周辺の妊婦の受け入れなどを模索したい」と話した。(馬場洋太)




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