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[Winny]情報流出:藤田保健衛生大病院で患者情報/国際特許事務所で顧客情報 |
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7月下旬から、ファイル交換ソフトのWinny(ウィニー)や、Share(シェア、シャレ)を介した情報流出の報告数が増加傾向を示している。そうしたなか、Winnyを介した情報流出がまた2件明らかとなった。
■藤田保健衛生大学病院、患者情報250名分が流出
藤田保健衛生大学病院(愛知県豊明市)は17日、同病院の医師が自宅に保有しているパソコンから、学術研究用資料等のファイルがインターネット上に流出したと発表した。Winnyを介して流出したもので、流出したファイルには、同病院の内分泌外科で手術を受けた患者250名の氏名、病名、手術のデータなどが含まれていた。同科に勤務する男性医師(36歳)のパソコンから流出したもので、同病院ではデータの院外持ち出しは禁止していたが、この医師は自宅で利用するためにデータを持ち帰っていた。 ・個人情報の流出に関するお知らせ(藤田保健衛生大学病院) http://www.fujita-hu.ac.jp/HOSPITAL1/common/info_privacy.html
■工藤一郎国際特許事務所、顧客情報と出願関連ファイルが流出
工藤一郎国際特許事務所は11日、同事務所のパソコン内に保管されていた顧客情報と出願関連ファイルが外部に流出したと発表した。10日に判明したもので、Winnyを介し、2003年2月以前に同事務所で担当した書類の一部が流出した。同事務所は、現時点では情報の不正使用等の事実は確認されておらず、また、流出データの中に特許庁への出願準備中の書類および、出願後未公開の書類は含まれていなかったとしている。 ・パソコンデータの流出に関するお詫び[PDF](工藤一郎国際特許事務所) http://www.kudopatent.com/news/20060811.pdf
(2006/08/18 セキュリティ通信)
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