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ページ更新時間:2008年04月27日(日) 01時22分

日ロ首脳会談、領土交渉継続を確認

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 ロシアを訪れている福田総理大臣はプーチン大統領と会談し、日ロ関係を全ての分野で進展させることで一致しましたが、北方領土問題では交渉の継続を確認するにとどまりました。
 会談で両首脳は、アジア太平洋地域の平和と繁栄に資するよう両国関係を全ての分野で高い次元に引き上げることで一致しました。

 「幅広く力強い(日ロ)協力関係を築く第一歩となった。(北方)領土問題についても前向きな方向性を持つことができる」(福田首相)

 福田総理は、そのためにも平和条約締結の前提となる北方領土問題の解決に向けて交渉を具体的に進展させていくことが不可欠だと強調し、交渉の加速を求めました。それに対しプーチン大統領は、「進展を得るためにも両国関係を全般的に発展させていきたい」と応じ、交渉継続を確認したにとどまりました。

 ただ、福田総理と現・次期の2人のロシア首脳との信頼関係構築を第一の目的としていた日本政府としては、退任後も引き続き大きな影響力を持つとみられるプーチン氏にあらためて領土問題を意識づけたことに意義があるとしています。

 一方、ロシア側が重視する経済面での協力強化は前進しました。東シベリアでの油田開発の調査を初めて共同で行うことになり、日本としては、ロシア側が欲する経済協力をテコに領土問題も徐々に動かそうという考えです。しかし、ロシア側のペースに乗せられず日本側の思惑通りに今後もっていけるかどうか、見通しはたっていません。(26日23:20)

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