2003年9月4日 万景峰号入港
緊迫の新潟西港


風船片手の朝鮮総連関係者 歓迎ムード一色の朝鮮総連関係者

ぴりぴりムードの日本人に対して朝鮮総連関係者と思われる人たちは、総じてのんびりしていた。まるで日本人の怒りを誘うかのように。
そしておそらくそれが彼らの狙いなのだろう。


係員に詰め寄る拉致被害者の関係者 係員に詰め寄る関係者

強面の関係者が、港湾関係者に詰め寄る。すかさずマイクをのばすマスコミ。
この様子を見守る報道関係者たち。 見守るプレス


熱烈歓迎 熱烈歓迎

ハングルを判読できない日本人が大半を占めるのだし、自国民にのみ理解できればいいわけで、わざわざ漢字でメッセージを書く事はないのだがそれをしている。挑発していると考えるのが妥当だろう。


衝突 衝突

拉致被害者関係者が横断幕を出そうとして警察関係者と対立。
傷害罪や器物破損にならない範囲での抗議はもっと幅広く認めるべきじゃないかと思うのだが、新潟県警はかなり抑制的だっった。
その後ろで、総連関係者は悠々とこちらを眺めている。ここは日本じゃないのか??


抗議活動開始に当たって 抗議活動開始前の注意

抗議活動を前にして、注意点を周知する関係者。 増元さん
マイクを握る増元さん。


ゼッケン ゼッケン

本人たちに何の落ち度もなかったのにも関わらず拉致された被害者たちの事を想像すると、あまりに過酷な運命に絶句せざるを得ません。


拳を突き上げる参加者 拳を突き上げる参加者

いよいよ気持ちが高まってきます。入港は間近です。
約一名、小指が立っている人がいますが気にしないでください。


姿を現す万景峰号 姿を現す万景峰号

新潟西港に姿を現した万景峰号。左下にぽつんと見える白い物体がそうです。
敵を視認した事で、関係者のテンションも上がります。


接岸直前の万景峰号 接岸直前の万景峰号

いよいよ万景峰が、到着しました。シュプレヒコールもボルテージが上がってます。


大騒ぎの乗客 大騒ぎの乗客

彼らは日本政府に保証されて祖国との間を行き来できます。そして日本に再入国するときに、大騒ぎできます。
しかし彼らの祖国が犯罪行為を働いて多くの人たちを拉致している、という事実に対する配慮と言うものが全く感じられませんでした。
激しい憤りと無力感を覚えました。もちろんそれが彼らの作戦なのは間違いありません。


騒ぎを見下ろす女学生 下界の騒ぎを見下ろす女学生

大騒ぎの下界を、船上から見下ろす女学生。非常にシュールな映像です。


キム親子 キム親子

被害者の支援者が掲げたキム親子の肖像画。ちなみに家族会サイドからは「下品な抗議活動は控えてください。彼らと同じレベルに落ちたくないので」との要請が出ていた。そうした中で、一部の関係者の中からこの肖像画は出された。
日本人の怒りを伝える意味ではアリなんじゃないかと思う。


横断幕 横断幕

拉致被害者サイドが掲げたハングルによる横断幕。なんて書いてあるんでしょうか?


横断幕 同じく横断幕

手前のおじいちゃんが付けているゼッケンの全面には、横田めぐみさんの写真がプリントされています。


抗議と歓迎 抗議と歓迎

激しい抗議に警官隊と衝突する一方、高みの見物の万景峰号の乗客。


激しく歌う 感情を逆撫でする人たち

右の男性がカメラを回す中、その左隣に並ぶ4〜5人の女性がマイクをとって歌を歌う。中央の女性たちは北朝鮮の国旗を打ち振りその奥ではドラムやキーボードを使った生演奏を行っているところ。
歌はスピーカーを通して大音量で流され、日本人の感情を逆撫でした。「この人たちはどういう神経をしているのだろうか?」と強く思わせる演出だ。キレやすい人が見れば逆上して襲いかかるような状況でもある。
何度も書くが、北朝鮮はそれが狙いであり望みなのだろう。道徳的に挽回の難しい犯罪を犯しており、それを少しでも薄めるために日本人による北朝鮮籍(朝鮮籍)の人間に対する犯罪行為がどうしても必要なのだ。
多少の自国民(北朝鮮の国民)を犠牲にしても、対日交渉を有利にしようとしているのだ。心底汚い連中だ。反吐がでる。


おばちゃん 小躍りするおばちゃん

北朝鮮国旗を片手に小躍りしながら降りてきたおばちゃん。意味がわからん。目の前には日本人が、拉致被害者を帰せと声を上げている。指導者は拉致の非を認めた。ならば、もっと静粛に、振る舞うべきではないのか?
激しく人間性を疑ってしまうシーンだった。もちろん、何度でも書くが北朝鮮はそれが目的なのだ。自国民(北朝鮮人)に対する憎悪をふくらませるのが目的なのだ。日本人の怒りが沸点に達し、犯罪的行為によって北朝鮮関係者に報復するのを待っているのだ。だからこそ我々は自制しなければならないのだ。


船内の人 船内から撮影する人

騒然とする新潟西港の様子を船内から撮影しようとする人が写っていた。


共同記者会見 共同インタビュー

大音量での生歌は続き、下船が行われている中、拉致被害者家族のインタビューが始まる。


下船する女学生たち 下船する女学生たち

祖国、北朝鮮への帰国を果たし、日本へと再入国する女学生たち。彼女たちは日本と北朝鮮の間を自由に行き来できる。拉致被害者の皆さんとのあまりに違う境遇に何とも言えない感情がわいてくる。
北朝鮮に対する制裁の一つに、一度出国した北朝鮮籍の人たちに対する再入国の制限を課すというものがある。これによって人の往来は厳しく制限され、制裁効果が上がるというものだ。北朝鮮は日本に対する犯罪行為を犯しているのだから、現時点で制裁行為を発動しても全く問題ないと思うのだが…。

我々日本人は、もっと自分達の同胞が置かれた過酷な犯罪行為に対して怒りの「声」を上げるべきではないのだろうか。


万景峰号のマスト付近 万景峰号のマスト付近

万景峰号のマスト付近の画像。微妙に日の丸が確認できる。なんでやねん。


マイクロバスに乗り込む乗客 マイクロバスに乗り込む乗客

おびただしい数の新潟県警のガードを受けてマイクロバスに乗り込む乗客たち。 新潟県警の警護付き


岸壁外の風景 岸壁外の様子

アクセスコントロールエリアをでると、さらに抗議の人たちが。彼らは湾内に入れないにもかかわらず、ここで抗議のために待ち続けていたのだ。
Z旗も見えるが、明治期の日本であれば拉致事件が発覚した時点で自国民を守るために一戦を交える事も辞さない強い姿勢を見せたはずだ。そういう覚悟がこの国にはなくなってしまった。


岸壁外の風景 万景峰号を見る

左に並ぶのが抗議の人たち。右の警官隊が検問に当たっている人たちだ。中央奥に万景峰号が見える。


帰国事業記念 帰国事業記念

1959年に帰国事業を記念して植樹された事を伝える標識。
ちなみに右奥にアルビレックスのJ1昇格を祈念する看板が見える。


船体 万景峰92

船体にハングルで描かれていると推測される万景峰92の文字。


坂の上の雲(1)坂の上の雲(1)
日本の近代史に大きな影響を残した日露戦争を、陸軍と海軍とに分かれた二人の兄弟を通して描いた名著。
南下政策をとる帝政ロシアに対して、立ち向かわざるを得なかった極東の島国、日本の涙ぐましいまでの努力がよくわかる。今の日本があるのは、こうした戦争を戦ってきた歴史があるからなのだが、そんな先人たちの歴史を今の日本人はあまりに知らなすぎる。本当に嘆かわしい現実だ。 (2)(3)(4)(5)(6)(7)(8)

奪還奪還(蓮池 透)
北朝鮮を無法国家と形容したとき、日本は無能国家であるとした蓮池さんの言葉はまさに事実を的確に表している。
北朝鮮による日本人拉致事件は、現在も進行中の事件である。今この瞬間も被害者たちは拉致による被害を継続させられている。だからこそ日本人は事件を風化させてはいけない。

マンガ金正日入門(2) 北朝鮮 将軍様の悪夢マンガ金正日入門(2)
話題になった前作に続いて発刊された金正日に関する暴露マンガ。深いところまで掘り下げた内容は、非常におもしろい。

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