ボクシングのWBA世界フライ級1位・亀田興毅(21)と弟の大毅(19)が、週明けにも所属する協栄ジムと選手契約を打ち切ることが25日、明らかになった。デイリースポーツの報道を受け、協栄ジムはこの日、ファクスで亀田家と選手契約に関して協議中であることを発表。協栄ジムは、週明けの28日以降にも亀田兄弟との選手契約を打ち切る方針で、両者合意の上での契約打ち切りとなる。
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大きく揺れていた亀田家と協栄ジムの関係に、ようやく終止符が打たれる。この日、協栄ジムはファクスでコメントを発表。「現在、亀田興毅および大毅の選手契約に関して関係各所と協議中であり、最終結論に達し次第、正式に発表する」とした。週明けにも亀田兄弟との選手契約を打ち切る方針で、早ければ28日に正式発表される。
今回の契約打ち切りは、両者合意の上でのものとなる。契約解除において現在協議中だが、関係者によると契約が解除され、亀田兄弟が他ジムに移籍する場合は移籍金は発生しないという。契約が解除されてもばく大な移籍金がネックとなり、兄弟の移籍が困難になるため、協栄ジムが配慮するという。
一方で協栄ジムとの選手契約が解除された場合、興毅と大毅は所属するジムがないため移籍先を探さなければならない。当面は、日本ボクシングコミッション(JBC)が興毅と大毅の“身柄”を預かる形となる見込みで、亀田兄弟の選手生命に支障をきたすことはなさそうだ。
この日、協栄ジムの金平桂一郎会長(42)は公の場に姿を現さず、ファクスでコメントしたのみ。また興毅と大毅が所属する亀田プロモーションからのコメントもなく、選手契約解除に関しての両者の公の場でのコメントは、正式発表される週明けとなりそうだ。
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