現役女子大学院生・スズちゃんが修士論文で選んだ女性向けアダルトビデオ! |
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冬将軍が奇襲中の今日この頃ですが、みなさまお元気でしょうか?私はオシャレ心と寒がり心のせめぎあいの中、「家に帰ったらまず手洗いうがい」をモットーに、日々来るべき新型インフルエンザ対策をしております。
さてさて今回は、私がこの間行なった授業について書いてみようかと思います。
ひょんなことから、大学で指導教官の先生が担当している一般教養(1・2回生が主な受講生)の授業を1回だけ代わりに行なうことになった私。「修論でやってるようなこと喋ってくれればいいから」とサラリと言われたものの、ええ、ええ、私の修論テーマは「女性向けAV」ですよ!フツーのAVすら見たことないかもしれない坊っちゃん嬢ちゃんを相手に、女性向けAVについて語る・・・しかも持ち時間は質疑応答を含めて1時間半。いちおう授業らしくこれまでのポルノ論争とかを話して、でもやっぱインタビューで聞いてきた話がいちばん面白いだろうけど、いやいやAVの歴史も簡単に説明しとかなくちゃいけないし、あ!それより実際の作品を見せたもんだかどうだか(←友達に「昔、大学の授業でAV見せた教授が捕まったって事件あるらしいよー」と脅されたりもした。ほんまかいな?!)・・・と、さんざん悶々とした結果、
・ジェンダー、セクシュアリティという概念の簡単な説明
・「ポルノ」という言葉の定義づけ問題について
・AVの歴史
・女性向けAVの歴史
・人気のある女性向け作品の特徴分析
・制作者の方へのインタビュー紹介
という内容でいくことにしました。
神妙な顔で授業を受けるヤングなステューデント(男女半々くらい)に、セックスだオナニーだスカトロだという語を交えつつ話をするのはなかなかヘビーではあったのですが、誰一人寝ずに真面目に聞いてくれてました。教師冥利に尽きますなぁ。ていうか、いい修論テーマを選んだもんだなぁ。
そのあとは、私が解説しつつ実際に作品鑑賞!大学の廊下にあえぎ声が響き渡るのもまずいので、音は消しましたが(笑)解説ポイントは、カメラアングル(男性向けAVでは一般的に女性の顔もしくは体しか映らないが、女性向け作品だと男性の顔・体アップのショットもあったりする)、セックス前後の描写(キスをする、抱きしめるなどの愛情表現の有無)、制作者の方に聞いたこだわりポイントなどなど。「私こんなの見てられない!!」とか言って出ていく子がいたらどうしようかと、内心かなりドキドキしていたのですが、意外にもこれまた全員しっかり見てくれていたようです。
そこまで「特殊な」ことをしていないセックスを、男女ほぼ均等のカメラ割りで、丁寧に描く。これだと確かに男女問わず間口は広いと思います。昔のピンク映画が女性に受けている理由も、このあたりかもしれないですね。
質疑応答では、短い時間だったにも関わらず以下のような鋭い質問が出ました。
・女性は果たしてビデオのどこに興奮するのか(男優の体?女優の体?もしくは男優女優どちらの立場に感情移入しているのか?)
・海外と日本の「女性向けAV」の差は?そこに女性のセクシュアリティの差は見出せるのか?
・「ポルノ」と「官能映画」の違いは?
・仮に女性向けAVでドラマ部分を増やしたとしても、演技が下手なままならかえって冷めてしまうのではないか?
・・・すべて、私スズの今後の課題とさせていただきます。この点に関してもこの点に関してなくても、メールは
suzu-rock@hotmail.co.jpまで!
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・プロフィール |
スズ
京都のお気楽大学院生。学部のときはカエル、大学院からは人間を観察している。現在、文化人類学なる学問を専攻している。趣味は写真(美男美女か、シュールに味わい深いもの専門)・旅行(フジロック含む)。我が家のおかんにその昔、「アンタは頭の線が10本くらい足りへん!」と言わしめたほどの、抜けっぷり。友人からは「サザエ」というありがたくない称号をもらう。エッチなことは大好きだが、エロ<睡眠欲<食欲、の図式にいつも阻まれる。感想はこちらのメールにお願いします。
suzu-rock@hotmail.co.jp |
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