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2008/04/25 11:47 KST
米国と北朝鮮、核申告書検証問題に協力で合意


【ソウル25日聯合】先ごろ訪朝した原子力専門家による米実務陣は、北朝鮮と核申告書の検証問題に協力することで意見をまとめたほか、プルトニウム関連の事案についても深く協議し相当な進展を遂げたもようだ。実務陣を率いた米国務省のソン・キム朝鮮部長が25日にソウルで黄浚局(ファン・ジュングク)北核外交企画団長と会い、北朝鮮との協議内容を説明した。これを受け、北朝鮮が近く6カ国協議議長国の中国に核申告書を提出し、5月には核申告問題が終結、核廃棄段階を準備するための6カ国協議が開かれるとの見方がでている。

 一方で、米政府が24日にホワイトハウス報道官の声明を通じ「北朝鮮がシリアの秘密の核活動に協力したと確信している」と発表したことが、6カ国協議の変数に浮上しているが、ある外交消息筋は「すでによく知られていた事案だけに、6カ国協議に影響することはないものと期待する」と話している。

 米実務陣は22日から24日まで平壌を訪れ、6カ国協議の北朝鮮首席代表を務める金桂寛(キム・ゲグァン)外務次官らとプルトニウム関連事項を扱う核申告書の内容を最終調整するとともに、検証問題についても意見を交わした。ソン・キム朝鮮部長は前日、「非常に良い訪朝だった」と評価したほか、北朝鮮外務省の報道官も「交渉は真摯(しんし)かつ建設的に進められ、進展があった」と伝えている。